あいず。5 ページ48
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『だいちさんは、なんで私の名前を知ってるんですか？』
そう聞くと、だいちさんは驚いた顔して、そっか…と小さく呟いた。
少し俯いたあと
だいち「俺さ、Aちゃんの…ファンだったんだ…よね」
照れたような、困ったような顔でだいちさんは言った。
『ファン？』
だいち「Aちゃんはミカヅキ。のAでしょ？」
今度は私が驚いた。
だいち「いや、隠すつもりもなかったんだけど、いうタイミングもなくて……」
だいち「初めて、BARで見た時は似てる人かな？って思ったけど、家帰って画像見たりして、やっぱり、A…ちゃんだ、って思って。2回目にあった時確信した」
『ミカヅキ。の…ファンなんですか？』
だいち「んー…元々はアキラさんのファンだったんだけど、ミカヅキ。の初ライブ見た時、こんなにベースが弾ける女の子見たことないなって思って、ファンになり…ました」
今まで以上に嬉しそうな顔で話すだいちさん。
だいち「さっき、��だった��って言ったけど、ぶっちゃけ…今もファン。CDも今でも聞いてるし、正直、会えて話せるなんて思ってなくて…今こうして目の前で話してるのも信じられないっていうか………」
初めてだ。
ミカヅキ。は今は解散している。
ミカヅキ。が解散した今、私に「ミカヅキ。のAですか？」と訪ねてくる人はいない。
そもそも、ミカヅキ。が活動していた時も、アキラの人気が絶大で、私はオマケって感じだった。
それなのに、だいちさんは
私のことを見ていてくれた…？
だいち「ごめん…めっちゃ喋っちゃって…」
『いや……あの…うれしい…です。初めてです。私のファン』
自分で言っててなんだか恥ずかしくなってしまったので、下を向く。
音楽はやめてしまったけど、嫌いになったわけじゃない。
私が信じた音楽を聞いてくれる人がいて、
私のベースを見てくれていた。
嫌な思い出になってしまっていたあの頃が少しだけ、少しだけ、明るくなったような気がした。
『ありがとうございます』
彼の目をみて本心から言えた。
だいち「いや！こちらこそ、ありがとう」
そういうとなんだか、おかしくて二人で微笑んだ。
笑ったの、久しぶりだな。
そのまま、解散の流れになった。
『それじゃあ、ありがとうございました』
振り返って歩き出そうとすると
だいち「あ、まって」
引き止められたので振り返る。
だいち「あのさ……サイン…もらえませんか…？」
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ウオタミ心音☆(プロフ) - なぁさん» いえいえ、続編も読むので、これからも頑張ってください！ (2018年10月16日 18時) (
レス) id: 943e2341bb (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - ウオタミ心音☆さん» コメントありがとうございます！！！いわゆる夢小説って感じのものとは違くなってしまいましたが、楽しんでいただけているのであれば光栄です！文章力はないと思ってますが、そう言われてうれしいです！ありがとうございます！ (2018年10月16日 11時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ心音☆(プロフ) - あの、この小説、夢というか謎だらけだけど、そこが好きです！文章力あって羨ましい限りです(T ^ T) (2018年10月16日 5時) (レス) id: 943e2341bb (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - 雨さん» 初コメです！ありがとうございます！本当に書きたかった作品なので、拙い文章ですが、頑張ります！ (2018年10月5日 23時) (レス) id: c605798f1b (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - この作品好きです！頑張って下さい！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: cd068f5c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぁ | 作成日時：2018年9月25日 20時
