じじつ。13 ページ34
.
.
.
打ち上げが終わる頃には、高校生は補導対象の時間。
終電も終わった
どうやって帰ろうか？
外に出ると、まだ肌寒い。
みんなタクシーや、徒歩で帰ってる中
タカト「おいアキラーおきろー」
酔っ払いが酔っ払いに話しかけている。
見るとアキラが店の前でうずくまってブツブツ何か言ってる。
『どうしたの？』
ユキヒト「アキラお酒弱いくせに飲むから、いっつも最後こうなっちゃうんだ」
あー吐く。無理。とブツブツ。
タカト「俺もう無理。帰るー」
そう言って、タクシーを止める。
ユキヒト「アキラ、俺たち帰るからね？」
アキラ「おーう。気をつけて帰るんだそー」
そのままその言葉返すわ。と呆れた笑いを一つすると、ユキヒトはタカトと一緒のタクシーに乗り込む。
ユキヒト「Aどうする？これ乗ってく？帰れそう？」
心配そうな顔で聞いてくれるけど、私が心配なのは
ユキヒト「あぁ、アキラ？大丈夫、家すぐそこだから！」
それなら、いいけど、なんか心配…
『大丈夫だよ、一人で帰れる』
ユキヒト「そう？夜遅いから、気をつけてね。人多い街歩くんだよ？」
保護者みたいなことを言うユキヒトがなんだか可笑しくて、笑いながら、お互いおやすみを言って別れた。
さて。
二人取り残されたわけだが、
私は嘘を言った。
本当は帰れない。
いや、歩けば帰れないこともないけど、
初ライブの疲れでそんなことは億劫だった。
とりあえず、アキラをアキラの家に連れて帰ろ…
そう思い、なんとかアキラを起こして歩き出した。
深夜2時半。
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 260人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウオタミ心音☆(プロフ) - なぁさん» いえいえ、続編も読むので、これからも頑張ってください！ (2018年10月16日 18時) (
レス) id: 943e2341bb (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - ウオタミ心音☆さん» コメントありがとうございます！！！いわゆる夢小説って感じのものとは違くなってしまいましたが、楽しんでいただけているのであれば光栄です！文章力はないと思ってますが、そう言われてうれしいです！ありがとうございます！ (2018年10月16日 11時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ心音☆(プロフ) - あの、この小説、夢というか謎だらけだけど、そこが好きです！文章力あって羨ましい限りです(T ^ T) (2018年10月16日 5時) (レス) id: 943e2341bb (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - 雨さん» 初コメです！ありがとうございます！本当に書きたかった作品なので、拙い文章ですが、頑張ります！ (2018年10月5日 23時) (レス) id: c605798f1b (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - この作品好きです！頑張って下さい！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: cd068f5c5f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なぁ | 作成日時：2018年9月25日 20時
