同じ思いがあるから ページ37
[主人公side]
薬研「あんたはバカなのか!?それとも阿呆か!?」
へしきり「歴史改変許可するなんて正気か!?」
宗三「大分頭逝ってますね。一度«病院»とやらに行ってきたらどうですか」
え、ひどくないひどくない?
なんでこんな集中反論受けてんの?可笑しなこと言った?泣くよ?泣かねぇけど!
(人1)「だって、そこの不動は信長が好きなんだよね?資料で確認済みだけど。てことは、信長を死なせなきゃいけないのはわかってても、それを見届けんの辛くない?だったら、いいじゃん。歴史改変しちゃえば」
不動「………」
ありゃ?呆然としながらこっち見てる。聞いてたかな?
薬研「だが、歴史を改変するなんて御法度だ。人間の世界に影響が及ぶうえに、墜ちちまう」
墜ちる…?あぁ、なんか知んないけど確か、時間塑行軍の仲間入り的な事になっちゃうんだっけ?
(人1)「じゃあ逆に、もし私が君の家族…例えば、厚藤四郎を殺したとしたら君はどうする?」
薬研「そんなの…あんたを殺すに決まってんじゃねぇか」
(人1)「だよね。じゃあ私を殺すことに成功したとしよう。厚藤四郎が帰ってきてほしいとは思わない?」
薬研「そんなの、帰ってきてほしいに決まってるだろ」
(人1)「でしょ?それって、不動も一緒なんじゃない?大好きな信長に生きててほしいと願うのは当然でしょ?」
なら、人間(政府)が作った決まりに従う必要なんてサラッサラなくない?
宗三「しかし、もしそれでこの子が墜ちたらどうするつもりなんです」
(人1)「墜ちたら?それも不動次第。助けてほしけりゃ助ける。ほっといてほしけりゃ放っとく。殺してほしけりゃ殺す。
責任?そんなの私がとってやる。私だって変えたい過去の一つや二つあるんだから。
だから不動。貴方のやりたいようにやればいい」
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作者名:幸別愛友 | 作成日時:2019年4月13日 18時