草木も審神者も眠る ページ20
[堀川side]
あの人間が眠りについた丑四つ時(a.m.3頃)、僕達は広間にて会議を開いていた。
和泉守「あいっかわらずあの人間殺せねぇな…」
鯰尾「和泉守さんあの審神者に聞かれたらかかと落としされますよ」
厚「鯰尾兄、たんこぶはできてねぇのか？」
鯰尾「かかと落としされた瞬間に手入れされた」←
…器用だなぁ…
堀川「三日月さんはどうでしたか？あの後も接近したのでしょう？」
三日月「そうだな。馬小屋の掃除が終わった際、壁ドンなるものをやったら腹に拳をきめられた」
あの三日月さんでもダメなんて…。
2代目、5代目、6代目なんて、三日月さんが夜襲をしただけで簡単に殺せたのに…
今剣「ていあんなんですが」
三日月「何だ？」
今剣「いままで、しつないせんになってもへいきなようにたんとう(短刀)、わきざし(脇差)、うちがたな(打刀)、たち(太刀)で、ころしにかかりました。でも、それでころせないのならおお(大太刀)たちやなぎなた(薙刀)、やり(槍)のみなさんにまかせてみるというのはどうでしょう？」
堀川「いいですね！大太刀さん達だったら、攻撃力も高いですし。もし室内戦になったら？」
愛染「そんときゃおれたちがかかればいいんじゃねぇか？」
前田「やる気出てきますね！」
平野「頑張りましょう！」
「「お〜！」」という声が広間に広がった。いや、広間のみに。
それにしても、大分この本丸に活気が出てきたなぁ。＜審神者を殺す＞という目標がみんなのやる気を出しているんだ。
…もしかして、あの審神者の作戦だったりして………
いや、ないか←
？「ふ〜ん、なるほどねぇ…」
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作者名：幸別愛友 | 作成日時：2019年4月13日 18時
