水玉のハンカチ (ページ42)

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あなたside

はぁ...朋華先輩いつまでいるんだろう？

あれからぜんぜん帰る気配がなく、もう１時間くらいたったんですけど

しかも、平野くんの隣に座ってるし(;_;)

朋華先輩がきてからずっと２人で話してるし、私ぼっち状態(泣)

このまま続くならもう帰りたい

うん、やっぱり帰ろう

あ「そろそろ私、帰ります。今日はありがとう平野くん

　先輩、また明日学校で..」

朋「そういえばAちゃんいたの忘れてた～！

　ごめんね？２人だけで盛り上がっちゃって」

ひどい...私が帰るって言ったとき笑ったよね？

せっかく平野くんに誘ってもらったのに、私なんにもできなかったな

ﾎﾟﾛ

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

どうしよう、涙がとまらない
平野くんの前でなに泣いてるんだろ

はやくこの場から立ち去りたい

私は走ってカフェをでた

ﾀｯﾀｯﾀｯ

後ろから足音がきこえる

平「Aちゃーん！！まって！」

今は平野くんと話したくない

ごめんね平野くん

平野くんの声を無視して、近くにとまっていたバスに駆け込んだ

バスはすぐに発車した

外に平野くんが立っているのがみえた

やばい顔が涙でぐしょぐしょ

あれっ、ハンカチどこだ？
ポケットにいれたはず

あった、あった

この水玉のハンカチ、私のお気に入りなんだ

そういえば私がこのハンカチをおとしてからがはじまりだった

まさか廉くんが拾ってくれるとは思わなかった

ﾋﾟﾛﾝ

Ｌ○ＮＥだ、平野くんかな

永瀬廉

廉からだ！

　

廉(あのさー、いま俺ひまなんやけど今から会える？

あ(うん、別にいいけど

廉(なんか冷たい返信やな～笑いま、どこにおるん？」

あ(今から家に帰るとこ

廉(じゃあそっち向かって歩いてくわ
　待っててな

あ(うん、わかった

廉(じゃあな