検索窓
今日:4 hit、昨日:155 hit、合計:27,067 hit

レモンちゃんと長女2 ページ2

「Aちゃん!よろしくお願いしますね!」



「うん、よろしく…」



私はレモンちゃんに笑顔を向けながら、内心気が気でなかった。
今日は魔法家庭科の実技があったんだった…。



これは私が料理が苦手だからというわけではない。確かに私は料理は苦手だが、魔法を使えば正直なんとかなる。
問題はレモンちゃんだ。



1年生の頃レモンちゃんが家庭科で作ったクッキーを見たことがあるが…あれは明らかにクッキーではなく…なん…というか…すごかった…。



今回はアドラ寮2年生の合同授業なのだが…。



「とりあえずマッシュくんは、あまり料理しないほうがいいかもね…」

「うーん、シュークリーム作りなら誰にも負けないのに」

「オレの足を引っ張るんじゃないぞドット」

「あぁ!?それはこっちのセリフだぜ!」



アドラ寮の問題児達が騒がしい。
彼らをペアにしたのはおそらく他生徒から不評だからだろうなあ。みんな(フィンくん除く)個性強いし…



「今日作るのはハンバーグですか…
私が愛情込めて作ったものをAちゃんに食べてもらえるなんて…ひやあぁぁ歓喜で震えが止まりません!!」



やべぇ…私今日死ぬかも…。



味覚を消す魔法をもっと早めに研究するべきだったと、私は後悔したのだった。

レモンちゃんと長女3→←レモンちゃんと長女



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
設定タグ:マッシュル , 愛され , MASHLE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そらいろ | 作成日時:2024年3月13日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。