問45 ページ44
も、も、もしかして
その連くんって
伊野尾が言ってた好きな人・・・
有「伊野尾・・・」
伊「何?」
有「れ、連くんって・・・」
隣の伊野尾を見上げると伊野尾はプイッと顔を逸らした
伊「この前話奴」
有「や!やっぱり!!?」
伊母「連くーん、リンゴあるから降りてらっしゃーい」
って来た!?
バッとリビングの出入り口をガン見するとそこにはたっていたのは…
.
伊「連ー、こっちおいでぇー」
連「ニャー」
…猫だった。
有「え!?ね!猫!?」
伊「は?そうだけど?」
有「だってお前好きな奴って!」
伊「俺の今の押し猫、別に人間って言ってねーじゃん」
有「男が好きって言うのは!?」
伊「きもっ!なにそれ!」
有「まっ、あっ、はぁ…」
伊「?」
伊野尾は連くんを抱き上げるとナデナデと撫でていて、俺はなんだか力が抜けて、背もたれに寄りかかった。
伊「連、リンゴあーん」
連「にゃー」
伊「へへぇー美味いだろぉ?」
伊野尾はリンゴをもつと連くんの口に運んでいった。
なんだその顔。
ミックのバイト以来じゃねーか。
母「大貴くーん、これりんご持って行ってぇ」
有「あ!ありがとうございます!」
芽衣麻衣「また来てねー!」
有「おう!また来れたらな!」
お母さんにビニール袋に入ったリンゴを受け取り、俺はしゃがんで双子を撫でた。
伊「…もう来んな」
ボソッと伊野尾が言った言葉が無視してやろう…。
有「さようなら!ありがとうございました!」
俺はペロッと頭を下げると伊野ちゃんのお母さんと双子は手を振ってくれて、連くんも「にゃー」と言ってくれた。
有「うわ…リンゴいっぱい」
レジ袋を見ながら俺は家に向かっていた。
テクテクと歩いて、ふと伊野尾の顔が浮かんだ。
変だ、俺変だ。
安心している自分がいる。
連くんって奴が猫で良かったって思ってる。
良かった…違う…安心した…違う…他の奴を好きじゃなくて嬉しかった…。
有「違う!!」
ハッと周りを見ると周りは誰もおらずホッと安心した。
違う違う。
ということでなかったことにしよ!
あ!!
伊野尾に宿題出されてたんだった!!
有「やべっ!」
俺は急いで家に帰った。
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アイ - すっごくドキドキする〜!大好きですっ/// (2017年1月17日 20時) (レス) id: bcbac3bbea (このIDを非表示/違反報告)
むむ?! - この話大好き! (2017年1月9日 0時) (レス) id: 2ec64d5ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - めっちゃ面白いです!頑張ってくださいー (2017年1月7日 22時) (レス) id: 4a19516db4 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾loveOTO - この話大好きです (2016年12月22日 14時) (レス) id: 9880cfbba0 (このIDを非表示/違反報告)
白米と猫(プロフ) - 続き待ってました!!急展開にドキドキが止まりません!!頑張ってください(*^-^*) (2016年12月22日 12時) (レス) id: f122806c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蟻岡大貴 | 作成日時:2016年1月19日 10時