俺の家庭教師が生意気な件について【ar×in】 (ページ3)

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問３ページ3

３年１組３番伊野尾・・・何だっけ？

あいつは俺のクラスメイトでいつも休み時間は本を読んでる
最初は本が好きなのかなーと思っていたが違った

あいつに話しかけた奴は口を揃えて感じ悪いと言っていた

どうやらあいつは話しかけるなという意味らしい・・・多分

出席番号は近かったけど話す機会がなくて

気付いたら、いじめられていた

別に蹴られるとかそういうイジメじゃなくて

物を隠されたりイタズラにラブレター渡されたり軽いイジメ
イジメられても伊野尾は何も言わなくてもしかして我慢してる？と思ってたけど

チラッと伊野尾を見ると長い足を組み、優雅に本を読んでいた

こいつの場合絶対なさそ

伊「！出来た？」
有「あ・・・うん」
伊「見して」

伊野尾にテストを渡すと赤ペンを出し俺の机で丸つけをし出した

伊「はぁー」
有「？」
伊「ん」

伊野尾にテストを返され見るとそこには０の赤丸が３つ

有「え！全部０点！？」
伊「そう、その頭でよく１９６点も取れたね」
有「うるせー！お前の採点ミスじゃねーの？！」
伊「ない、というか採点しなくても０点だって分かる」
有「Σ」

伊「とにかく今日は顔合わせみたいな物だから勉強しないけど、次からはしっかり勉強するから」

有「・・・。」

伊「返事は？」

有「はい・・・」

本当に顔合わせで伊野尾は母ちゃんにあいさつをして帰って行った

俺はリビングの椅子に座り
疲れからか机に伏せた

母「どうだった？伊野尾先生は」

有「んー・・・」

バッと顔を上げて伊野尾の事を思い出し
口を開く

有「俺家庭教師なんてやだ！！」

母「わがまま言うじゃないの、あんた部活やめていいの？」

有「・・・でもさー」

母「それに伊野尾先生とってもかっこいいじゃない」

母ちゃんはうれしそうに言う

母「ジャニーズにいそうな顔でお母さんうれしいわよ」

有「～～～～・・・」

ダメだ・・・伊野尾ってやつあんな生意気だったなんて
一回母ちゃんと一緒に勉強してあいつの姿見せてやりたい

母「やっぱり伊野尾先生は学校でもモテるの？」
有「さぁ？あんまり女子を話してる所は聞かないけど・・・」

そういえばあいつ学校で眼鏡してなかったか？

明日学校で聞いてみよ