俺の家庭教師が生意気な件について【ar×in】

問１８ ページ18

伊「じゃあ、月１の数学テストに向けて数学の勉強するぞ」

有「えー」

伊「返事」

有「・・・はーい」


グルグルと回転椅子を回しながら返事をすると
伊野尾の手によって止められ勉強机に向かされた


伊「目標は８０点以上」

有「７０点以上がいいよ、俺」

伊「目標は高くしないとダメなんだよ」

有「じゃあ俺ご褒美が欲しい・・・」

伊「・・・ご褒美？」


有「ゲームじゃなくて違うご褒美！」


伊野尾は首をかしげながら少し考えてる


伊「えろ本？」

有「バカ野郎！！」

伊「お前大好きじゃん」

有「好きじゃねーよ！」

伊「はぁ・・・じゃあ何がいいの？」






有「えーと・・・









伊野尾と・・・出かけたい」









伊「・・・は？」







唐突に出た言葉ばった


どうしてこの言葉が出てきたのか俺も分からなくて
とにかく何か言わないと思って言い訳を言った


有「いや！ほら！出かけるって遊びだし
どうせなら伊野尾と一緒がいいかなぁー・・・って」


伊野尾は固まって少し考えてるようだった





有「映画・・・とか・・・行きたい」







伊「・・・いいよ」

有「え！！？」

伊「いいよ、映画ぐらいなら
ご褒美だし、それくらいやってやるよ一応金払ってもらってる身だし」


有「う！うん！！俺すげー楽しみ！！！」


俺は自分でも分かるぐらいキラキラした笑顔で笑った









なんでこんなに笑顔になるんだろう









伊野尾は生意気で感じ悪い奴なのに









伊野尾のもっと一緒にいたい









俺はこの気持ちを友情だと思い込んだ









それが特別な感情になるのはまた先のお話

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