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ゆうくんはニコニコして、シゲがかいてくれたの、って足の裏を見せてくれた。
イェーイ、ってペンで書いてある！何してんのシゲ！って言ったら、２人で顔を見合わせてにやにやした！なんなの可愛い！
増田さん帰っちゃったのかぁ。
会いたかったなぁ。
もしかして、ちょっと避けられてるのかなぁ、なんてうっかり気づいてしまって、胸がいたい。
小山さんとこのあったかいラーメンで汗かいておなかは満たされたけど、胸がもやもや苦しい。
増田さんが飲んでたグラスが小山さんによって片づけられていくのを悲しく見つめる。
なんで避けられてるんだろう、って沈む心をそのままにしてゆらゆら味わってみる。
私、嫌われたくないんだなぁ。
だいすきなんだなぁ。
でもあれ以来連絡とってないし、ちゃんと本人に聞かないとわかんない。
バカなふりして聞いてみなきゃ。
ちゃんと当たってみなきゃ。
ビールからレモンサワーに変えて、ぼんやり飲む。
ゆうくんはいつの間にか私の膝枕で寝ちゃった。
座敷でしばらく寝かせておいたら、小山さんがニコニコしながら回収していった。
ゆうくんが可愛くて仕方ない！って顔。
シゲとごはん食べててもほとんど話さないのはいつものこと。
今さら話すことなんてない。
幼なじみで腐れ縁、っていうんだろうな。
狭い地域でずっと一緒だった。
小さい頃、ちょっとケンカしたら、シゲのお母さんまで人づてにすぐ伝わっちゃって、うちのママにシゲのお母さんからごめんねぇ、って連絡が来ちゃうような。
家族でごはん食べてるみたいに、のんびり。
シゲが「眠いから帰る」って言い出して、お会計して出る。
代行さんが運転してくれるシゲの車に同乗する。後部座席でいつも通り、お行儀悪く座る。
真っ暗な田舎の夜。窓の外を眺めてたら、増田さんのおばあちゃんちの近くだなぁ、って思うだけで胸がきゅんとする。
会いたいんだ私。
沈んだり浮かれたり忙しい私の心。
もう酔ったふりもバカなふりも一緒だ！
突撃！
「すみません！私ここで降りる」
「は？こっから歩くの？」
「歩く！」
「暑いのに？」
「いいの！歩く！」
「……別にいいけど」
シゲカーを降りて、ちょっと歩くと増田さんのおばあちゃんち。のろのろ歩いてたら、着いちゃった。
玄関に明かりがついてる。
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あやぽにょ - 更新ありがとうございますm(_ _)mいつも幸せなります！！夢で増田さんに会いたいです、。。 (2018年10月29日 21時) (
レス) id: 1cc16aeb13 (このIDを非表示/違反報告)
どみ - 最高に好みのお話です！そして読みやすいです！ありがとうございます！ (2018年8月16日 22時) (レス) id: a1e09fad41 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 追い付きました。はぁ、キュンキュンします。私も生きていられますでしょうか？こちらこそ、ステキなお話ありがとうございます。続きを楽しみにしています。 (2018年7月11日 17時) (レス) id: d177f1dbfb (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ(プロフ) - 毎回読むたびに全力で☆を押したくなる…押して「既に投票済みです」と拒否られてしまうのを繰り返してます笑ほんとうにステキな作品ですね。 (2018年7月9日 8時) (レス) id: 5b21419bc4 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - 素敵です(´；Д；`)！！！だきしめられたい...まっすー(´；Д；`) (2018年7月9日 6時) (レス) id: 1cc16aeb13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◯じぇにー◯
| 作成日時：2018年2月18日 21時
