君の背中２(7.4start HBD!Dear TM)

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うっすら目を開けたら部屋が明るかった。
寝ぼけた頭で時計を見る。
６時。

それで？今日は何曜日だっけ、仕事、やばいもう起きなきゃ、ってまわらない頭で思考を巡らせる。


もう一度目を閉じてゆっくり寝返り打とうとしたら、巻きついてた熱い腕がぎゅう、って私を強く抱きしめた。



ハッ、て急に目が覚める！
今私をだっこしてる腕は増田さんだ、って思ったら急に、なんだか起きてたらまずい気がしてくる！
寝ててもまずい気がしてくる！
あわわ！！！！


できるだけ、増田さんに振動を与えないようにゆっくり寝返りしたら、だいすきなお顔が近くてパニック。もう一度ぐるぐる回って、にげる！


もぞもぞしすぎたのか、増田さんの規則正しい呼吸が、んん、って乱れる。


「ん」
「……！」
「……A」



低い声で名前を呼ばれて、全身がしゅわしゅわってあわ立つみたい。
私の名前を呼んだ増田さんはまたそのまま、規則正しい呼吸に戻っていった。
すう、すう。



そーっと抜け出したら、ちょっと寒い！
エアコンの設定低い！
風量弱めて、タオルケットを増田さんのおなかにかけた。


ベッドの傍らに、昨日のバスタオルがぱさってなってて、ぎゃー！って慌てて拾う。

リビングに入って、窓を開けたら、爽やかな風が入ってくる。
カーテン開けて、換気する。

バスタオルを脱衣場に持って行って、洗濯機入れちゃう！もうまわしちゃう！



キッチンに戻って、冷蔵庫の前で一礼して開けたら、朝ごはん作れそうなものがちょこちょこありそう。
戸棚とかも心の中で謝りながら勝手に開けたら、お米とかを発見。


お米炊いて、昨日のあまりのお野菜をおみそ汁にして、卵溶いたとこで、ちょっと我に返る。

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