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私の朝はいつも騒がしい。
「りゅーが！」
龍「も、なにぃ、」
「起きなさいって言ってるでしょ！」
龍「……ねーちゃん今何時！」
「7時45分！もう龍斗来ちゃうよ」
龍「え！うそ！」
毎朝毎朝、よくもこんなに同じことを繰り返せるなと呆れながらも龍我を叩き起こす。
いつになったらこの寝起きの悪さは改善されるんだ。
起き上がったのを確認して部屋を出た。
…朝ごはん食べさせる時間あるかな。
龍「ねーちゃん髪やって！」
「じゃあその間にこれ食べて」
龍「いえっさー！」
「もー、」
我が弟ながら抜群に顔がかわいい龍我は、正直何をされても許してしまうくらい甘やかしている自負がある。
だってかわいいんだもの。
寝癖がビヨンビヨン跳ねてる髪を整えるのも毎朝のことだから、だいぶ手慣れてきた。
龍「あれ、いちごジャム変えた？」
「あー、うん、なんかもらったやつにしてみた。どう？」
龍「俺こっちのが好き！」
「じゃあ次からこれ買おうかな」
…時間がなくて慌ててる時にする会話じゃないのよこれ。
龍我がのほほんとしてるから、いつもそれに巻き込まれてしまう。かわいいからいいけど。
龍「ごちそーさまでしたっ」
「はい今日もかっこいい！」
龍「おーすげー！ありがと！」
「ん、歯磨きしておいで」
ちょうど龍我が食べ終わったタイミングで髪もできたし。
よしよし、今日は龍斗を待たせなくて済みそうだ。
龍「ねーちゃん！」
「なに！？」
龍「なんか虫いる！」
「はあ？」
洗面所から龍我の悲鳴が聞こえて駆け付けると、なんかしょっぼい虫。
こんなので大騒ぎするんじゃない。
バシ、って潰したタイミングで、家中にインターホンが響いた。
龍「さくちゃんかな」
「そりゃそうでしょ、はやく歯磨きして」
龍「あいあいさー！」
…返事だけはいいんだよなあ。
溜め息をつきながらドアを開けると、龍我と同い年とは思えないくらい今日も落ち着いてる龍斗。
「おはよ」
作「おはよう、龍我は？」
「歯磨きしてる」
作「あ、じゃあ今日はそんなに待たなくて良さそう」
「ごめんね毎日…」
作「もう慣れた、Aちゃんもお疲れさま」
そう微笑む龍斗は、ちっちゃい頃から知ってる所謂幼馴染で、弟みたいな存在。
いつの間にか大きくなっちゃって。
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なぴたん(プロフ) - キュンをありがとうございます。 (2020年10月25日 21時) (
レス) id: e52c01cdc8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきん☆(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きなやつです。続きが気になって、キュンキュンしちゃいます。楽しみにしています。 (2020年10月1日 19時) (レス) id: 1f3a1e88fd (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - とても面白いです！続きが気になってるので早く公開されないかな〜ってうずうずしてます！低評価する人はゆゆ様の文才に嫉妬してるんですよ！私はもちろん一番右を推させていただきました！これからも頑張ってください！作ちゃん、おめでとう！ですね！ (2020年9月30日 16時) (レス) id: aef40a82b9 (このIDを非表示/違反報告)
みなこ(プロフ) - ゆゆさんの小説、すごく好きなので朝から幸せです！ (2020年9月30日 8時) (レス) id: 4ba1728e1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2020年9月30日 4時
