其ノ漆 ページ7
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1週間後。今日はアオイちゃんが街に買い物に行くとの事なので一緒について行く。
そして、いい物があればなにか我妻くんに贈り物をしようとと思う。
「みことさん!そろそろ出発致しましょう。」
『はーい!!』
名前を呼ばれ、きよちゃん達にお見送りをされる。
『行ってきます!』
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「では、一刻後にこの茶屋の前に集合でよろしいですね。」
『はい、お願いします。』
アオイちゃんと一旦別行動になり、私は早速商店街を見てまわる。
『…これ、可愛い…!』
私が目をつけたのは、小さめの御守り。
黄色ベースの色に、赤の椿が咲いている。
私椿好きなんだよね!
命懸ける仕事だしなぁ、ちょうどいいかも。
『お姉さん!これ一つくださいな!』
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御守りを買い、歩くこと半刻ほど。少し早いが茶屋に着いてしまった。
まだ、アオイちゃんは来ていない。
そう言えば、と思い出す。我妻くんは確か甘味が好きじゃなかったか?炭治郎さんが甘味をお見舞いで持ってきた時にすごく喜んでいたからな。
辺りを見回し、適当な甘味処でいくつかお饅頭を買う。
ちらりと茶屋を確認すると、大荷物を持ったアオイちゃんがいる。早いなぁ。
『アオイちゃ〜ん!!!ごめんね、ちょっと遅くなっちゃったかな?』
「いえ、問題ありません!それでは帰りましょうか!」
会話を交わし、帰路へとつく。
『アオイちゃん、ちょっと荷物持つよ。今日のお礼。』
「礼には及びません!私はしのぶ様に言われたことをしたまでですので!」
『釣れないなぁ、そういう時は甘えるもんなんだよ…もう。』
半ばひったくる様にして私は荷物を半分ほど持った。
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みこと(プロフ) - 無名。さん» コメントありがとうございます!貴方様も体調にお気をつけて(*´ω`*) (2020年3月19日 0時) (レス) id: 60b865e0ab (このIDを非表示/違反報告)
無名。 - こういう小説すごい好きです!体調に気をつけて、更新頑張ってください! (2020年3月18日 19時) (レス) id: ed4b4ad4ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこと | 作成日時:2020年3月14日 20時