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・ 《 sh side 》 ページ12
．
早めに事務所に寄ると最近着いたばかりのマネージャーが
俺を呼び止めた。
マ「迎え行くって言ったじゃないですか！」
「いいよそういうの、鬱陶しい」
マ「紫耀さん！自覚して下さい！あなたはプロダンサーなんです！」
「はいはい」
適当にあしらってスタジオに入れば、
迫り来るプレッシャーに押し潰されそうだった。
マ「来週からリハですよ」
「んー、」
マ「まだ日本に慣れないですか？」
「え？」
マ「帰ってきてからずっと元気ないです」
「……時差ボケ治んねー」
マ「あ、そう言えば紫耀さんのお知り合いの方が今朝来ましたよ」
「え、誰？」
マ「一応、連絡先貰っておきました」
「…………」
小さめの付箋に書かれた名前と、番号。
誰が来たかなんて、薄々気づいてたけどさ、
" 森本 慎太郎 "
" 0X0-XXXX-XXXX "
……どうすっかなあ、これから。
．
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年2月7日 7時
