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#3 黒になりたい灰色ちゃん ページ5

しおside

ピロン



スマホが鳴る。




画面を見ると〖佐賀悠翔(さがゆうと)〗の文字。


アプリを開く


悠翔しおちゃん、今日空いてる?

....

しおうん。空いてるよ?どうかしたの?
悠翔いや、ちょっとしおちゃんに会いたくなっちゃって...
しおそっか、うん、いいよ。会おっか。
悠翔え!良いの?!じゃあ何時もの所で持ち合わせで良いかな?
しおうん。じゃあまた。


.....

あのお店には今度行こう。





一度道を引き返して、私はある店に入っていった。


―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――


ガチャ


悠「ただいま。」


『お邪魔します。』



そう言って悠翔くんの家に上がる。


今日は両親が居ないので泊まっていかないかと誘われたのだ。

家で一人居てもつまらないし、なんとなくお邪魔することにした。




悠「じゃあ二階行ってて、俺お茶持って来るから。」


悠翔くんがそう言うので『わかった。』と一言残して二階に上がる。



ガチャ



部屋に入り、ベットに腰かける。


すると



悠「お待たせ。」


悠翔くんが部屋に入ってきた。


お茶を机に置く。



そして私のとなりに座り


悠「今日はしおちゃんとこの映画見たかったんだー!」


そう言って見せてきたのはロマンス映画。


『あ、これ私も気になってたんだ!』

反応が嘘っぽいけど見たかったのは本当。

少し大きめにはしたけど。


すると悠翔くんはパァァっと明るい表情になって


悠「良かったぁ!しおちゃんこういうの見ないイメージだったから。」


そう言うと「じゃあセットするね!」と言ってテレビの方に向かっていった。







―――――――――映画が始まる。






物語も後半になってきて、登場人物達が"そういうこと"をし始めた。




....悠翔くんが私の手に手を重ねてくる。



そしてこちらを向く。



悠「...しおちゃん」



もう片方の手で私の顎に手を添える。


所謂顎クイと言うやつだ。



そして顔に近づけてくる。



唇が重なり舌が入ってくる。




悠翔くんはこれが目的だったのだろう。

流れが出来すぎている。


私はこれにそこまで意味は感じない。けど、私の探している何かが、見つかりそうな気がする。






.....私は受け入れるように、瞼を下ろした。

#4 塩少女の原材料→←設定(ネタバレ無理な人は見ない方が良いです)



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(プロフ) - ハピシュガ大好きなので、すごく好きです!続きいつまでも待ってます!! (8月20日 3時) (レス) id: ff465b59e9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナッツって美味しいよね。 - 由良さん» うぉぉぉぉぉぉ!!!同士!!由良さん見てくれて本っっっっっっっ当ありがとうございます!!!! (2021年5月19日 18時) (レス) id: e0f248fe46 (このIDを非表示/違反報告)
由良(プロフ) - あーッッ好きです、こういうのめっちゃ大好物です〜!!!! (2021年5月19日 13時) (レス) id: 9340a9af96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:砂糖葉 | 作成日時:2021年4月4日 11時

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