第6話 ページ6
クロ「 じゃー付き合った事だし…チューでもしとく?」
「 しません!」
クロの腕を払いのけ部屋へと戻る。
…
クロ「 じゃー俺たちが付き合った事、皆に言ってもいい?」
「 だめです」
貰ったお菓子を口に頬ぼる。
クロ「 えーなんでだよー、言ったら堂々とイチャつけるじゃん?」
「 ダメなものはダメです。 あと、学校ではあんまり近ずかないで下さい」
クロ「 えーー」
クロはガッカリした表情を浮かべている。
クロ「 ねー本当に俺のこと好きなの? 」
「 なっ!」
あんなに勇気出して言ったのに、こやつは…
「 す、好きに決まってるでしょ…!」
クロ「 ふーん…本当かなぁー実は俺の事嫌いだったりしてー」
うざっちょーうざっ!
なんなの、いつもはこんなうざくないのに
「 あーもう! 嫌いじゃないってば!」
『チュッ』
そう言って私は唇をあてる。
「 …こ、これで分かったでしょ!」
顔を真っ赤にしながら言う。
クロ「 ………そ、それ反則…」
耳まで真っ赤な顔を隠すクロ。
「 ……あ、雨もうやんでる」
玄関のドアを開けると綺麗な虹がかかっていた。
今まで見たことがないくらいに綺麗だった。
…
…
そうしてクロは家に帰り、私も自分の部屋へと戻った。
「 ………」
微かなクロの香りがする。
「 ……クロ…大好き…」
そう呟き、テレビのリモコンを取った。
(♡終わり♡)
終わり←第5話
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作者名:Vanillaモナカ | 作成日時:2017年9月18日 16時