第2話 ページ2
｢ はぁー……｣
ソファーに寝転がり、ポテチをボリボリ食べる
あー…もう！ なんであんなキレかたしたの！
てかなんで彼氏でもなんでもいいって…
私はどっちでもよくないわー！！！
クロのバカバカバカバカ！ 無神経ヤロー！
クッションにパンチをしながら、器用にポテチを頬張る私。
｢ あー…本当意味わかんない｣
『 ピーンポーン 』
｢ はぁ？｣
いきなりのチャイム
｢ だるい…まじでだるい…居留守使お…｣
そう言って、テレビの音を一番下に下げる。
ピーンポーン………ピーンポーン……
ピーンポーン、、、、ピンポンピンポンピンポンピンポーーン
ピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポ
ピーンポーン
｢ だああああぁぁぁ！！！！うるさ！！｣
ドンッと立ち上がり、玄関へと向かう。
｢ ったく…誰だよ、まじで非常識にも程があるな…！｣
私は思いっきりドアを開けた。
『 ガンッ』
クロ｢ ぐおっ…！｣
｢ …！？｣
なんと、目の前には今一番会いたくない奴が…
｢ は、はぁ…？なんで…クロがいんの…｣
目を真ん丸に見開く。
クロ｢ いてて…、なんでってお見舞いに来たんだろ？｣
お腹を擦りながらそう言う
｢ は？…お見舞いに来てなんて言ったっけ？｣
あー可愛くない！ ありがとうぐらい言えよ私
クロ｢ まーまー、お菓子持ってきただけだから家には入りませんよ｣
そう言うとコンビニの袋を差し出す。
｢ ふーん…き、気が利くじゃん…｣
あー！！だからなんで、ありがとう ぐらい言えないのさー！？
素直になれよ私！
クロ｢ ……あのさー…さっきはごめんな｣
｢ …え…｣
申し訳なさそうに頭に手をやる
クロ｢ いや、…お前を怒らせるつもりなかったんだけどな…ごめんな｣
｢ ……｣
な、なんでそんな悲しい顔すんの…
泣きたくなるじゃん
｢ い、いいよ…もう気にしてないし、｣
苦笑いで答える
クロ｢ ん…まーそうゆう事で、今日はゆっくり休めよ…｣
頭をぽんっと撫で、帰ろうとした。
その時
『 ポツ……ポツ…ポツ、ザアァァァァァァ』
タイミングが悪いのか良いのか、突然の大雨
クロ｢ うをっ…なんだこの雨…｣
激しく叩きつける大雨
｢ …と、とりあえず…家に入って！｣
とっさの判断で家に入る
え…やば、家に入れちゃった…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vanillaモナカ | 作成日時：2017年9月18日 16時
