岩泉編 ページ9
「 岩ちゃーんはやく入ろー!!」
岩泉「 おい…岩ちゃんって呼ぶなよ…」
「 えーだって可愛いじゃん岩ちゃんって!」
子供の様にはしゃぎながら私は露天風呂へと向かう。
「 そーいえばここのお風呂混浴なんだよねー」
『ブフォ…!!』
岩泉くんが飲んでいたカフェオレがいっきに
吹き出し、床がベチョベチョに濡れてしまった。
「 ちょっ岩泉くん大丈夫…!?」
岩泉「 あ、ああ…それよりも…混浴って……」
「 え、言ってなかったっけ? ここの温泉混浴なんだよー」
床にこぼれたカフェオレを拭きながらそう言う。
岩泉「 そ、そうなのか…」
少しぎこちない表情で岩泉くんは頷いた。
そうして私と岩泉くんは露天風呂へと行った。
「 わぁー!めっちゃ景色綺麗!!」
露天風呂からは大きな滝や、ちょうど桜の木が満開に咲き誇っておりとても綺麗な絶景となっている。
「 岩ちゃーん! はやくはやくー!!」
私は大きく手を振った。
岩泉「 あんま大きい声で岩ちゃんって呼ぶなよ…」
そういいながら岩泉くんは脱衣場から出てきた。
「 分かっ…!?」
私の視線が思わず岩泉くんの体にいってしまう
「 い、岩泉くん…私あっちのお風呂行ってるね…!」
い、今更ながら…岩泉くんの体直視できない…
顔をパタパタと手で扇ぎながら、私はもう一つのお風呂へと移動した。
「 はぁー……」
ため息をつきながら一人ぼーっとする
するとフワフワした意識の中で、先ほどの岩泉くんの体を思い出す
「 ギャーーー!! 私の変態!!」
火照った顔を隠し、妄想している自分にツッコミを入れる
岩泉「 …変態って…何言ってるんだ…?」
「 …!?」
気がつくと真後ろに岩泉くんが立っている
「 い、いやっ…なんでもないよ…!」
焦りながらそう言う。
岩泉「 …お前、嘘ついてる時すぐ目そらすよなー…」
私の目をまじまじと見つめてくる
「 へぇっ…いや…」
じっと見つめてくる岩泉くんに私はますます顔が赤くなる
すると
『ギュッ…』
優しく私の体を包み込んだ
「 …い、岩泉くん…!?」
バスタオルの隙間から二人の心臓の音が聞こえてくる。
静かな露天風呂に二人の心臓の音だけが響く
岩泉「 ………お前の考えてる事…教えろ…」
「 えっ…どうゆうー……」
その瞬間…岩泉くんは私にキスをした。
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赤羽 - 好きだあああああああありがとうございます (4月8日 20時) (レス) @page22 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
花綾 - い、いいいい岩ちゃぁーん!!カッコよ、 (2022年3月16日 12時) (レス) @page10 id: 95c165d355 (このIDを非表示/違反報告)
ピピヲ - 最高でーす。ありがとうございます。 (2021年8月28日 19時) (レス) id: a43c101a22 (このIDを非表示/違反報告)
リリカ - 国見ちゃん大好きです!でも全員おもしろかったです!更新頑張ってください! (2020年9月13日 12時) (レス) id: 82db78b5ea (このIDを非表示/違反報告)
? - たくさんみたい! (2019年12月19日 20時) (レス) id: 4043d7c4a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vanillaモナカ | 作成日時:2017年9月18日 2時