赤葦編 ページ19
｢ 赤葦ー！！こっち早くー！｣
赤葦｢ ちょっと待って下さい…｣
浴衣姿で手を振る私。
そう、今私と赤葦は温泉旅行に来ている。
スーパーで抽選をした時、なんと3等のペアチケットが貰え仕方なく赤葦と温泉に来ているのであった。
｢ はやくゲームゲーム！！｣
赤葦｢ そんな急がなくても…ゲームは逃げませんよ…｣
露天風呂に入ったあと、私達は旅館内にある
ちょっとしたゲームコーナーへと向かう。
赤葦｢ そんな走ると転けますよ…｣
｢ 大丈夫だってー、それより赤葦遅い！｣
赤葦｢ Aさんが早いだけですよ…｣
浴衣の裾を掴み、私はゲームコーナーへ
走る。
ゲーマーとしてここは絶対に行っておきたい場所。
音駒高校に行った時も研磨とかなりゲームで張り合ったし
家では永遠のレベル上げに勤しむ日々。
｢ うひょー！このUFOキャッチャーやってみたい！｣
目の前のゲームに興奮する私。
赤葦｢ じゃぁ一回だけですよ、｣
｢ えぇぇぇぇぇぇぇぇ｣
赤葦｢ わがまま言わないで下さい…｣
｢ …むぅー……赤葦のケチ！｣
赤葦｢ ゲームは旅館に持ってきてるじゃないですか…｣
｢ それとこれとは違ううぅ！！！！！｣
わがままなのは分かってるけど、、せっかく目の前に愛しのゲーセンがあるのにぃ…
でも私のマイ財布は部屋に置いてあるからなぁ…
赤葦のお金だし諦めるしかないか、、、
赤葦｢ いいですよ…｣
｢ えっ｣
赤葦｢ 旅行なんですし、今日だけは特別です｣
｢ …ま、ま、まじですかァァ！！｣
やべぇ、今日の赤葦めちゃ優しいぃ。
｢ じゃ、じゃーあのゲーム一緒やろ！！｣
赤葦｢ わかりました…｣
ええ！？なになに、今日めちゃくちゃ優しくない？
いったいどうしちゃったの赤葦…
いつもなら嫌ですって絶対言うのに。
｢ な、なんか…今日赤葦優しいよね｣
赤葦｢そうですか？｣
｢ うん！いつもは木兎さんみたいな扱いするじゃん！！｣
赤葦｢ ……そうですかね…｣
赤葦は若干笑いながら私を見た。
｢ ……あ、赤葦…次あのゲームやろ｣
少し赤くなった顔を見られまいと私は次のゲームへと走った。
…
…
…
｢ あー楽しかった！｣
私と赤葦は存分にゲームを楽しんだ。
UFOキャッチャーでは何も取れなかったけど
それでも嬉しかった。
すると…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤羽 - 好きだあああああああありがとうございます (4月8日 20時) (
レス) @page22 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
花綾 - い、いいいい岩ちゃぁーん！！カッコよ、 (2022年3月16日 12時) (レス) @page10 id: 95c165d355 (このIDを非表示/違反報告)
ピピヲ - 最高でーす。ありがとうございます。 (2021年8月28日 19時) (レス) id: a43c101a22 (このIDを非表示/違反報告)
リリカ - 国見ちゃん大好きです！でも全員おもしろかったです！更新頑張ってください！ (2020年9月13日 12時) (レス) id: 82db78b5ea (このIDを非表示/違反報告)
？ - たくさんみたい！ (2019年12月19日 20時) (レス) id: 4043d7c4a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vanillaモナカ | 作成日時：2017年9月18日 2時
