トクン ページ10
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貴「 うっわ〜、壁ボロボロじゃん。」
響也「 何年も前の建物だしね、でも昔にしては立派と思うけど」
貴「 まぁ、確かに…。」
そう頷くと、響也の手が頭の方へ伸びる。
貴「 えっ」
響也「 髪に落ち葉がついてるよ。」
そっと頭についていた葉っぱを取る響也。
あまりこういうのに慣れていない私は、トクンと脈を打った。
貴「 そ、そういえば！ ここって、響也の所有地だったの？」
響也「 父親の話ではね。ここだけは他人に任せてるとも言ってたけど…多分放置してると思う。」
貴「 そーなんだ…」
響也「 僕は３年前にこの町に来たから、
この場所については、君達の方が知ってると思うけど」
貴「 うーん…私が知ってるのは、屋敷の噂を聞いたくらいかな。」
響也「 噂って、例えばどんなの？」
貴「 聞いたのは、夜中に子供達の叫び声が聞こえる、屋敷に近ずいたら呪われる…。とか色々な説があるみたい…」
響也「 …まぁ、噂も広がるほど形を変えるからね。よくあることだよ」
また不気味な笑みでそう答える。
正直、響也苦手なんだよなぁ…何考えてんのか分かんなくなるし、
その笑顔が怖い。
響也「 Aは幽霊屋敷とか平気なの？」
貴「 ま、まさか！ 帰りたくて仕方ないよ！」
響也「 へー、なんか以外だね。」
貴「 そんな隼人みたいに怖い物知らずじゃないんだから…w」
響也「 ………まぁ僕は、多少怖がりな方が
かわいらしいと思うよ。」
貴「 えっ、」
何それ、たまに不意打ちで来るやつ……
これだからイケメンは困るよね。
サラッと女の子の喜ぶ発言しちゃうからさぁ、
響也「 …顔、赤いけど大丈夫？」
貴「 ひぇ！？」
響也「 熱あるんじゃない？」
またもや、私の顔に響也の手が当たる。
さっきの褒め言葉で赤くなるとか…私って単純すぎ？
響也「 …んー、熱は無さそうだけど」
貴「 い、い、いや！ だ、大丈夫だから！！」
カタコトな返事をし、私は康平のところへ走った。
響也「 ………かわいいなぁ(ﾎﾞｿｯ)」
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あああああ(プロフ) - とても良かったです！続き楽しみです！！！ (2022年8月4日 21時) (
レス) id: a75cc7347b (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！更新よろしくお願いします！ (2022年4月18日 7時) (レス) @page35 id: 8c2dbb8018 (このIDを非表示/違反報告)
ナーさん＆ルナール(プロフ) - すごく良かった(≧∇≦)b続き楽しみ(*^_^*) (2021年7月15日 22時) (レス) id: 4368b8319e (このIDを非表示/違反報告)
Vanillaモナカ(プロフ) - 色欲の罪ムギさん» ありがとうございます、楽しんでもらえたなら幸いです！途切れ途切れの更新となりますが、どうぞ宜しくお願いします！ (2020年4月6日 22時) (レス) id: eb6a9298ec (このIDを非表示/違反報告)
色欲の罪ムギ(プロフ) - はじめましてコメント失礼します!!とても面白いです!!満君オチのものは少ないので楽しく読ませてもらっています!!これからも更新頑張って下さい!!応援しています (2020年4月6日 1時) (レス) id: 767de012cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vanillaモナカ | 作成日時：2018年1月14日 18時
