#＿高峯翠と愛されすぎた女 ページ10
その後も司くんに拘束されながらも体育の授業を受け、先程ようやく開放された。
『なんか、すっごく疲れた ………』
本当、散々な体育であった。
せっかくの体を動かせるチャンスだったというのに、こんなことになるだなんて思ってもいなかった。
司くんには当分は会いたくないな…。
でも隣のクラスだから顔は絶対に合わせてしまう。
しかも月永さんにはKnightsのプロデュースまで頼まれちゃったし…思い出すとまたため息がこぼれてしまう。
本当、後先を考えない自分が嫌になる。
その上、一彩くんが前よりもおかしくなってしまった気もして。
はぁ…教室に戻りたくない。
今は一彩くんと会うことにちょっと抵抗があるのだ。
この後どうしよう…サボっちゃおうかな。
そんなずるい思考を巡らせながら、空き教室で着替えた制服に身を包み、先程まで着ていた青いジャージを手に持って廊下を歩いていた。
その時、
「Aちゃん。」
そう、私を呼ぶ声が聞こえた。
『……
どうしたの、翠くん』
きっと、外を歩いていたら絶対に見てしまうだろう。それくらいくらいに整った顔。
高身長なすらっとしたスタイル。
耳に入り込む優しい声。
流星隊の緑担当。高峯翠くん。
彼もまた、私と同じように着替えを終えたばかりなのか、青色のジャージを手に持っていた。
第一印象は、"女の子の理想を詰め込んだような男の子"。
出会った時に1番にそう感じた。
だから翠くんのことは、他の人たちと比べれば警戒していないのだけれど……
翠「ねぇさっきの体育…なんで司くんと組んでたの？……いつもは一彩くんと組んでるのに…。
あ…もしかして2人付き合ったとか…？
うわ最悪だ…鬱だ死 にたい………」
こう、些細なきっかけで急にメンヘラ化してしまうのである。
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あめみや - 司推しだけど翠くんの病みが一番好きかもです笑 (10月21日 9時) (
レス) @page13 id: 60ccf64dd1 (このIDを非表示/違反報告)
眠れる森の猫(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです!ゆっくりになりますが更新は続けていくつもりですので今後ともよろしくお願い致します🙇🏻♀️ (2022年12月4日 21時) (レス) @page11 id: 3e02d0ff80 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - コメント失礼します！それぞれギャップ？の様なものがあり次々読んでしまいました。とても素敵な作品だと思ったので是非続きがあれば読みたいです！その場合は更新お待ちしてます！ (2022年11月29日 3時) (レス) @page10 id: 8521b092ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つき | 作成日時：2022年9月14日 21時
