〈急募〉ヤンデレ製造機が平穏に過ごせる方法。【呪術廻戦】

19話 ページ20

戦いによってほぼ全身を骨折していた私だが、家入先生の反転術式によって全回復した。やっぱ人間の生命力すごい。もう明日から学校に行けそうだ。









しかし…そんなことより今はこの気まずい空気を何とかしなければならない。








なんか…なんか話題は…










『…あ、そう言えば！虎杖くんって宿儺くんのお兄さんなんだよね？前に宿儺くん、風邪ひいた時にファイル持ってきてくれたよ！さすが虎杖くんの弟だね〜すっごく優しい。』




私がそう言うと、虎杖くんは少し驚いた顔をした後、ニカッと笑って口を開いた。





悠仁「あー！無事届けられてよかったっす！！」




元気に話すところがやっぱり陽キャだ。明るいオーラが隠しきれていない。圧倒的光属性は強い。




悠仁「つかA先輩、

宿儺のことは名前で呼ぶのに俺のことは苗字でしか呼んでくれないんすね…」


しくしくと泣き真似をしてそう言う虎杖くん。
虎杖くんはふざけてるんだろうけど、私には少し悲しそうにも見えた。


…そういえば私、ずっと虎杖くんって呼んでたなぁ。宿儺くんのことは名前で呼んでるのに。


虎杖くんは仲を深めようとして私の事を名前で呼んでくれてるのに、失礼だったかな…





『そういえばそうだったね…、
虎杖くんが良いなら下の名前で呼ばせてほしいな！』






悠仁「マジ？！

ぜひ呼んでください！！






……やば、嬉しすぎるんだけど」








嬉しそうにそう言って、手で顔を覆う悠仁くん。心なしか少し耳が赤くなっている。
控えめに言って可愛すぎる。


私の感覚が麻痺しすぎていただけで後輩はこんなにも可愛かった…














今なら伏黒くんとも楽しく会話できそうかも。

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