1話 ページ2
小学生の頃、ある女の子に言われた言葉があった。
「Aちゃん!私の翔太くんを取らないでよっ!翔太くん、Aちゃんのことしか喋らないし、ずっとAちゃんのこと見てるの!!もう金輪際翔太くんに近づかないで!!」
あの頃の私は幼いながら、
何言ってんだこいつという目でその女の子のことを見ていた。
いやいやいや、何を言うんだ知らん、と。
私はその翔太くんとやらと会話した記憶もないし、関わったことすらない。
私は悪くない。とんだどばっちりをくらった。
この時からもう、私はおかしな呪いにかかっていたようであった。
そして中学生の頃、当時付き合っていた彼氏にこんなことを言われた。
「ふざけないでくださいよ、先輩。
俺、あいつと喋んなって言いませんでしたっけ。」
瞳にハイライトのない彼氏近づいてくるのを見て、不思議と恐怖は抱かなかった。
彼は喧嘩の強い不良の後輩。伏黒くん、だったっけ?付き合っていた頃は恵くんとも呼んでた気がする。
この体質でヤンデレには慣れているが、生憎束縛男は受け付けていない。
もう別れよ。と一言だけを言い放ち、私は普通に家に帰って晩ご飯を食べて、普通にお風呂に入って寝た。
どんどん周りの人間が狂っていく生活。
いつ死ぬか分からない恐怖。
怖いと思ったこともあった。
けどクヨクヨしてちゃ仕方なかった。
私はその中学を転校し、通信制の中学に転校した。
そして勉強に精を出した。
その後は、色んなことがあり、高校生になると呪術師として呪術高専に入学。
雑魚呪霊をぶっ倒したり、リカちゃんを解呪したり、喋るパンダに出会ったりなど沢山のことがあった。
「ツナマヨ、こんぶ。」
"ねぇ、ずっと一緒にいて。"
その間も私は着実にヤンデレを製造していたようだった。
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どこにでもいるオタク女子(プロフ) - 灰原出してほしいです!更新お願いします!!! (7月14日 12時) (レス) @page25 id: 60c6ae1278 (このIDを非表示/違反報告)
421(プロフ) - グッバイ☆夢主ちゃん☆いいやつだったぜ★ (2022年8月8日 23時) (レス) @page29 id: 3223c8ebaf (このIDを非表示/違反報告)
アルミカ - 面白いです。更新頑張ってください! (2022年6月22日 6時) (レス) @page27 id: 95f36b5815 (このIDを非表示/違反報告)
オプチャのゆらち(プロフ) - 直哉さんが好き好きでいじめちゃう系のヤンデレだったらいいなぁ (2022年4月30日 14時) (レス) @page27 id: 9ed78185c7 (このIDを非表示/違反報告)
凛。 - うお、これ次どうなるか楽しみ、、、めぐみん好きよ((( (2022年4月8日 20時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つき | 作成日時:2022年2月24日 16時