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No.2-10 ページ10

そのまま私は急いで屋上への階段を駆け上がる。


屋上ってこんな遠かったっけ。

約束の時間はもうとっくに過ぎている。
だから西島くんがまだ屋上にいるとは限らない。
それでも心の隅にある少しの期待に全てをかけて今、私は屋上に向かっている。



ｶﾞﾀﾝ。少し錆びついた屋上への扉を開ける。
夕日に照らされ思わず手を顔に掲げ目を瞑る。


目を開いたその先には…………………………









キミがいた。

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作品のジャンル：恋愛
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作者名：はあ | 作成日時：2017年3月14日 13時

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