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No.2-15真司郎 ページ15
実彩子の顔を見たらなんだか安心して、その場に崩れ落ちた。それと同時に、頬を伝う涙。
宇「どうしたの…真司郎。」
突然家に来たと思ったら玄関で座り込んで泣き出すなんて大迷惑な話だけど、実彩子は嫌な顔一つ見せずに背中をさすってくれた。
ようやく落ち着いてきて、それでも上手く言えなくて。
與「葉月が……に、西島に………。」
これが精一杯だった。
実彩子はそれだけで何を意味しているのか分かったようで、少しの沈黙のあと、こう言ったんだ。
宇「私が……葉月を取り戻すから。」
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作者名:はあ | 作成日時:2017年3月14日 13時