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すごい期待した目で見てくる。
「…」
そのうち瞳がキュルキュルとしてきて、熱があることもあり、わんこにしか見えない。
「…」
「…」
「もう…わかったよ」
「にひひ。やったぁ」
無言の圧力と目力に負け、お椀からお粥をすくう。ふーふーと少し冷まして、佐久間くんの口元へ。
結局私は彼には甘いのだ。
「はい、あーんして」
「あーん」
ぱく、と口に含むと、にこにこにやにや。とても嬉しそうに咀嚼。そして二口目三口目と要求される。
「んふふ。ごちそうさま」
「…よかった、食べれて」
薬も飲めたし、ひとまずは安心である。
普段の元気すぎる彼から比べてあまりにも違って、最初は不安が強くて怖かった。ただの風邪とわかっていても辛そうにする姿は見たくない。私の声に反応が薄くて、言いようのない不安に襲われて。
そんな中じゃもちろん宿題なんて全然進まなかった。
「よかった…、」
「会長…」
気を張っていた肩の力を抜くと、申し訳なさそうに佐久間くんが私の手を引く。お椀を置いて、ベッドへ座る。
後ろから足の間に挟まれる形で抱きしめられた。
「ごめんね、心配かけたね」
「ううん」
後ろの体温はいつもより少し高めだけど、話す声は案外しっかりしている。それでも早い鼓動は背中を通して伝わってくる。
肩に顔が乗ってきて、ぎゅっと密着した。
「きてくれて、マジで嬉しかった」
ぎゅううと音がしそうなほどしがみついてきて、普段からくっつき虫で寂しがり屋の彼だから、余計人肌恋しいんだろうなと思った。
すくそばにあるピンクの頭を撫でると、もっとと言うようにぐりぐりされる。
来てよかった。
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はー(プロフ) - もゆさん» こちらこそありがとうございました！私としても最終的には書きたいなと思っていたので、楽しんでいただけてよかったです。 (2022年10月18日 23時) (
レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
もゆ(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました。最高でした！ヤンキー君のイメージそのもので、沢山キュンキュンさせてもらいました✨何回も読み返したくなる作品に出会えて幸せです(*^^*)新作楽しみにしています☆ (2022年10月16日 21時) (レス) id: 3bc63a7d97 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！繰り返し読んでいただいているということで大変光栄です！引き続きよろしくお願いします。 (2022年10月7日 14時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - お話の世界観が素敵で大好きです。ヤンキーくんのかわいい所と色気が溢れている所のギャップにドキドキして何度も読んでいます。お忙しいとは思いますが応援しています！ (2022年10月7日 0時) (レス) id: eafe2700f6 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - skylineさん» コメントわざわざありがとうございます！鋭意作成中です！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はー | 作成日時：2022年9月9日 18時
