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すぅっと、脱力するように眠りに入ったかと思うと、くぅ。くぅ。と寝息を立て始めた。そっとふわふわの髪を撫でる。
辛そうな表情で呼吸も早い。
早く楽にしてあげたくて、頬にキスをして立ち上がった。
改めて部屋を見回してみると、白やグレーを基調とした部屋で、ちょっと広めのワンルーム。家具の大きさとかを見ても一人暮らし用だ。
色んなとこが綺麗すぎて逆に生活感がない。必要最低限で何もない。唯一生活感があるのは、本棚の周りだけ。たくさんの漫画で溢れていて、その隣のラックにはDVDも並んでいた。アニメ好きな彼らしい。
そしてキッチンはほぼ使ってないのか綺麗すぎるくらい綺麗。
「これじゃ何も食べてないじゃん…」
キッチンの綺麗さに負けず劣らずの冷蔵庫の綺麗さ。中身なんてジュースとかそんなのばっかり。もちろん氷枕なんてないし。アイスノン買ってきてよかった。
とりあえずアイスノンはもう少し凍らせるとして、その他の食べ物や食材を冷蔵庫へ詰め込む。
そしてまず冷えピタを準備。
寝ている佐久間くんの前髪を失礼して上げる。フィルタも剥がして額に貼り付けた。
「ごめんね、ちょっとひやっとするよ…？」
「んっ、う…」
瞬間冷やっとしたのだろう、佐久間くんがうめいたが、起き上がることはなかった。
今のうちにと、お粥を作る。たまに料理はするけど、意外とお粥って作ったことない。とりあえず卵とじにして、起きたら食べてもらえるように。
冷やしたアイスノンを静かに頭の下に潜らせる。まだ少し苦しそうだけど、最初よりは呼吸も落ち着いていて安心する。
たいして時間もかからず作り終えると手持ち無沙汰になる。だけどこのまま帰るわけも行かず、ソファの前のローテーブルを借りて宿題をすることにした。
ここからならベッドで寝てる佐久間くんの様子も見える。
時計の音と、佐久間くんの寝息、そして私のシャーペンが走る音だけがしばらく続いた。
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はー(プロフ) - もゆさん» こちらこそありがとうございました！私としても最終的には書きたいなと思っていたので、楽しんでいただけてよかったです。 (2022年10月18日 23時) (
レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
もゆ(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました。最高でした！ヤンキー君のイメージそのもので、沢山キュンキュンさせてもらいました✨何回も読み返したくなる作品に出会えて幸せです(*^^*)新作楽しみにしています☆ (2022年10月16日 21時) (レス) id: 3bc63a7d97 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！繰り返し読んでいただいているということで大変光栄です！引き続きよろしくお願いします。 (2022年10月7日 14時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - お話の世界観が素敵で大好きです。ヤンキーくんのかわいい所と色気が溢れている所のギャップにドキドキして何度も読んでいます。お忙しいとは思いますが応援しています！ (2022年10月7日 0時) (レス) id: eafe2700f6 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - skylineさん» コメントわざわざありがとうございます！鋭意作成中です！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はー | 作成日時：2022年9月9日 18時
