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照そう、そこで合ってるよ
A佐久間くんって、…一人暮らし?
照うん。あ、家族はちゃんと別のとこに住んでるから。詳しくは佐久間から聞いて?
つまりはここで間違いないらしい。
彼のことを実は何も知らないんだということに気づいて、少しショックを受けた。
いつも私ばっかり彼に泣きついて、支えてもらってる。
足を踏み入れるのを躊躇いつつも、入り口の自動ドアを抜けた。
「うわ、オートロック…」
佐久間くんに連絡はしてあるけど、既読にすらなっていない。インターホンに応えてくれなかったら入れないから、そしたらもうどうしようもない。
でもここでウジウジしてる場合でもないので、教えてもらった部屋番号を押す。
ピンポーン
「寝てたら申し訳ないなぁ…」
念のためもう一度。
ピンポーン
「…ダメか」
あんまりしつこくしても可哀想だし、眠れてるならいいんだけど。
でも変なところで倒れて起き上がれなくなってたらと思うと、すぐにそこから立ち去ることができない。
諦めてきびすを返そうとした時。
「…はい」
小さく、あまりにも小さい返答があった。
いつもの佐久間くんとは大違いで。めんどくさそうというか、気怠げ。
即座に振り向いてインターホンの台に飛びつく。
「さ、佐久間くん！？私、Aです！」
「えっ、会長！？」
予想だにしてなかったのか、すっとんきょうな声を上げると、ガタガタと物音が激しくなった。
「っごほ。ごめ、今開ける」
「っうん」
明らかに体調不良の気配がして、開けてもらった自動ドアをすり抜けるようにして中へ。
エレベーターで上がり、部屋の前まで急いだ。
部屋のインターホンを押す。
毎日顔を合わせているはずなのに、変に緊張した。
ガチャ、とドアが開く。
「佐久間くん…」
そこには、顔を赤くして肩で息をする部屋着姿の彼。発熱によって目元はうるみ、身体全体がだるいのか、壁に手をついている。
「ごめん、会長…。ごほっ、ごほ。おれ、れんらくしてな、」
「いいよ、そんなこと、全然。むしろ急におしかけてごめんね」
見てられなくて扉を私が押さえつつ、彼の背中をさする。
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はー(プロフ) - もゆさん» こちらこそありがとうございました！私としても最終的には書きたいなと思っていたので、楽しんでいただけてよかったです。 (2022年10月18日 23時) (
レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
もゆ(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました。最高でした！ヤンキー君のイメージそのもので、沢山キュンキュンさせてもらいました✨何回も読み返したくなる作品に出会えて幸せです(*^^*)新作楽しみにしています☆ (2022年10月16日 21時) (レス) id: 3bc63a7d97 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！繰り返し読んでいただいているということで大変光栄です！引き続きよろしくお願いします。 (2022年10月7日 14時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - お話の世界観が素敵で大好きです。ヤンキーくんのかわいい所と色気が溢れている所のギャップにドキドキして何度も読んでいます。お忙しいとは思いますが応援しています！ (2022年10月7日 0時) (レス) id: eafe2700f6 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - skylineさん» コメントわざわざありがとうございます！鋭意作成中です！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はー | 作成日時：2022年9月9日 18時
