値しない愛を無視して1 ページ33
「え？休み？」
晩秋と言われるような季節。
肌寒いどころか、もう厚手の上着が必要になってきていて冬の訪れが本格的になった年の瀬のある日。
お弁当を持って1-3の教室を除くと、そこにピンク色の髪はなかった。入り口の扉にもたれかかる目の前の照くんは眉を顰める。
照「あいつ会長にも連絡してねぇの？」
「うん。昨日の夜おやすみってしてそれからなんもないや」
照「まあ俺も阿部から聞いたんだけどね」
「体調悪いの？」
照「んー、みたいだけど…」
「照くん。佐久間くんの住所教えてくれない？」
深「お！お見舞い？」
2人で話していると深澤くんも阿部くんも寄ってきた。なんだかんだみんな佐久間くんが心配みたい。
「うん、なんか心配で。そこらへんでのたれ死んでないといいんだけど」
深「阿部ちゃんにしか連絡ないって変だもんな」
阿「昨日夜遅くにちょっとした連絡をしたから、俺のメッセージが1番上にあったってだけだと思う」
照「会長にも連絡する余裕ないほどってこと？」
「え、どうしよう…」
深「大丈夫だって、会長。普段あんな元気有り余ってるやつがそうそう死なないよ」
「うん…」
阿「でも会長が行ってくれるなら安心だね。俺たち後で行こうかって話してたんだけど」
照「お願いしてい？」
「うん。もちろん」
結局お弁当は自分のクラスで友達と食べたけど、全く味がしなかった。
照くんに教えてもらった住所を頼りに、その付近で該当する建物を探す。建物名的にマンションだと思う。
いつもは私の家に送ってもらってるばかりで、佐久間くんの家に行ったことはなかった。
確かに学校と私の家の延長線上くらいにあって、遠くもないけど近くもない感じ。私の家の周りは商店街に近くてがやがやしてるけど、ここら辺までくると閑静な住宅街といったところだ。
「これ、かな」
合致する建物を見上げる。
すごくオシャレでデザイナーズマンションていうやつかな。ただワンフロアの間取りはどう考えても一人暮らし用。
ファミリータイプに見えなくて、場所が合ってるかわからず、思わず照くんに写メを送ってしまった。
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はー(プロフ) - もゆさん» こちらこそありがとうございました！私としても最終的には書きたいなと思っていたので、楽しんでいただけてよかったです。 (2022年10月18日 23時) (
レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
もゆ(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました。最高でした！ヤンキー君のイメージそのもので、沢山キュンキュンさせてもらいました✨何回も読み返したくなる作品に出会えて幸せです(*^^*)新作楽しみにしています☆ (2022年10月16日 21時) (レス) id: 3bc63a7d97 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！繰り返し読んでいただいているということで大変光栄です！引き続きよろしくお願いします。 (2022年10月7日 14時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - お話の世界観が素敵で大好きです。ヤンキーくんのかわいい所と色気が溢れている所のギャップにドキドキして何度も読んでいます。お忙しいとは思いますが応援しています！ (2022年10月7日 0時) (レス) id: eafe2700f6 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - skylineさん» コメントわざわざありがとうございます！鋭意作成中です！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はー | 作成日時：2022年9月9日 18時
