番外編:家庭科室作戦13 ページ30
渡「おら、片付けちゃんとやれよー！」
宴もたけなわ。
楽しかったパーティも終わりを迎える。
自分たちで出したゴミは自分達で片付ける。食器も綺麗に洗い、移動させた椅子も机も元通りに。
「よいしょっと、」
燃えるゴミと燃えないゴミに分け、大きなゴミ袋の口を括る。学校のゴミ捨て場は裏手にあるので、そこまで持っていかなきゃいけない。
照「いいよ会長、俺たち持ってく」
「え、でも…」
深「汚いし重いし、女の子はやんなくていーの。会長はちょっと机の上拭いといてくれる？」
阿「これももらっちゃうね！」
そういって3人はあれよあれよという間に大きなゴミ袋を持ち、家庭科室から出て行ってしまった。
宮「じゃ俺たちは、隣の準備室にこれしまってくるね」
洗い終わった食器は、通常よりも多く使用したため、準備室から持ってきたものも多い。
渡辺先生と一緒に両手に抱えてそちらへと行ってしまった。
なんか後片付けすら簡単なものの担当で申し訳ないな。
そう思いつつ、机もみっつよっつは使ったので、雑巾で拭いていく。水道でそれらを洗って絞る。
窓際のところにそれらを干していると、後ろでジャッという音がした。
振り返ると、クリーム色のカーテンが引かれ、室内が見えない。そしてその内側には、佐久間くんがいた。
「どうしたの？もう雑巾終わるよ？」
「会長、今日楽しかった？」
「うん。佐久間くんが全部企画してくれて、みんなに声かけてくれたんだよね？本当にありがとう。すごく楽しかった」
「佐久間さんの腕にかかればね、こんなもんよ」
「ふふふ、ちょっと待ってね？」
きっと、2人きりで話したいんだろうなと思って、雑巾を干すのを再開するために窓へ向き直る。ぱっぱとやってしまおうと手元にある2、3枚をかけていたら、後ろから衝撃が伝わる。
「…待てない」
「佐久間くん…」
「会いたかった。2日なんてすぐだと思ってたけどさ。Aの部屋で一回会っちゃったらもう我慢できない。LINEも電話も足りない。Aじゃなきゃダメ」
前に交差された腕が水に触れて冷えた手首を掴む。その手首の内側を、熱い唇が這った。
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はー(プロフ) - もゆさん» こちらこそありがとうございました！私としても最終的には書きたいなと思っていたので、楽しんでいただけてよかったです。 (2022年10月18日 23時) (
レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
もゆ(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました。最高でした！ヤンキー君のイメージそのもので、沢山キュンキュンさせてもらいました✨何回も読み返したくなる作品に出会えて幸せです(*^^*)新作楽しみにしています☆ (2022年10月16日 21時) (レス) id: 3bc63a7d97 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！繰り返し読んでいただいているということで大変光栄です！引き続きよろしくお願いします。 (2022年10月7日 14時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - お話の世界観が素敵で大好きです。ヤンキーくんのかわいい所と色気が溢れている所のギャップにドキドキして何度も読んでいます。お忙しいとは思いますが応援しています！ (2022年10月7日 0時) (レス) id: eafe2700f6 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - skylineさん» コメントわざわざありがとうございます！鋭意作成中です！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はー | 作成日時：2022年9月9日 18時
