検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,824 hit

御子柴実琴 *馬鹿だなぁ ページ13

「みーこーとー」
「何だよ」
「お出掛けしようよ」
「無理」
「……お買い物行こうよ」
「嫌だ」
「……じゃあ野崎くん家に行って原稿手伝おうよ」
「駄目」
「……あっそ」


実琴が冷たいなんて今に始まったことじゃないけれど、流石に酷いだろ。
わたしの部屋のベランダから入ってきたから、実琴の部屋のベランダにはスリッパが置いてある。そこから吹き込む風で、カーテンがゆらゆら揺れる。


「ねぇ実琴ー、折角遊びに来てあげたんだから相手してよ」
「あ?頼んでねぇよ」
「じゃあ貸してるギャルゲー返して」
「……俺、お前のそういうとこ嫌い」
「嫌いで結構ですー。いいよ、野崎くんに丁度トーンお願いされてたし。千代ちゃんも居るからそっちいくもん」


勝手にしろよ。ゲーム画面から目を逸らさない実琴の背中を軽く蹴ってベランダからベランダへと移る。


「あっかんべーだ。実琴のことみこりんって呼んでやるからなー!」


すぐムキになるわたしに子供か!と突っ込みを入れる実琴にうるせーみこりんと半分やけくそで叫んだ。







(みことー!)
(みこりんって呼ぶんじゃなかったのかよ)
(え、なんのこと?)
(……鳥頭)
(なっ、誰が鳥頭だ!赤毛のみこりんのくせに!このヒロイン!ドジッ子!)
(何だよヒロインって!)

エース *ごめんね→←レオナ・ウェスト *敵はめが兄さん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆずまっちゃ@ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hazuki12308/  
作成日時:2015年3月7日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。