STORY 40 ページ41
最初の種目は障害物競走だ。流石雄英だ、始めるのもいきなり。
確かこの競技、最初にロボ・インフェルノが出るんだっけか…。
「私これ一年の時、ギリギリで帰ってこれましたよね」
相澤「どんな手使ったんだよ」
「まだ疑ってるんですか！？個性に決まってるでしょ！」
そう、相澤先生はその時の体育祭だけ認めてくれないのだ。
私たちの時も最初が障害物競走だったのだが、個性をうまく使えない私はそれきりいい結果も出せずトーナメントに出られなかった。
障害物競走の時は私自身信じられないくらい覚醒してしたから数えた方が早かった順位を上げることができた。
「デク大丈夫かなあ」
相澤「なんで緑谷？」
「私と同じ感じがして…」
相澤「なら大丈夫だろ。お前と同じなら」
「相澤先生って、意外と私のこと認めてくれたりしてますよね」
相澤「今はな」
前は？と思ったが今がいいならそれはそれでいいか。
プ「イチャイチャするな」
「イ、イチャイチャ…！？何言ってんですか！」
相澤「からかいに乗るな、阿呆か」
「そこはピュアかって言って欲しかったですけどね」
ほら、私の予感は的中するんだ。大人二人にからかわれるなんて誰が予想できる？私しかいないだろう。
障害物競走は始まっていた。焦ってモニターを見ると轟くんがダントツで走っていた。
轟くんの氷の攻防に慣れている1ーAの子達は上手く回避して先に進む。
綱渡りゾーンの後地雷ゾーンに突入。慎重に行かなければ体力は消耗するだろう。
「デクあれ何持ってます？」
相澤「知らん」
ちょっとくらい考えてくれてもいいのに…。
自分の目で見てみるとロボの破片をスコップの様にして地雷を掘り出している。
その上に飛び乗り爆風に乗ってトップまで一気に行き、さらに地雷を爆破させて轟くんと爆豪くんの妨害をして自分は前へ。
「すっごい…」
プ「イレイザーヘッドお前のクラスすげぇな！どういう教育してんだ！」
相澤「俺は何もしてねぇよ。奴らが勝手に火ィ付け合ってんだろう」
プ「さァさァ序盤の展開から誰が予想できた！？」
相澤「無視か」
プ「今一番にスタジアムへ還って来た男＿＿…緑谷出久の存在を！！」
煩い程の歓声が湧き上がる。私は急いで客席の一番前まで走り叫んだ。
「デーク！！」
こちらに気づいたデクはカッコよすぎる顔で笑ってみせた。
自称純粋な私にとって凄さからか笑顔からか…胸を抑える理由に足りていた。
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はづはづ(プロフ) - 、さん» すみません！外し忘れてました！ありがとうございます！！ (2018年2月19日 20時) (
レス) id: fd40a5ee0d (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月19日 19時) (レス) id: e737a29189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんしょー | 作成日時：2018年2月19日 18時
