100回目の初めまして~shigeaki~

amnesia.18 ページ18

「取り乱してごめんなさい…」




「いえいえ、




あの、もしよければ、その日記僕と書きませんか?」




「え?」






俺はただ彼女の笑顔が見たかった




毎回の初めましてでも



彼女の笑顔が見れるならそれでいい



彼女の“生きていた証”を一緒に残したかった






「毎日何があったかを一緒に書くんです




面白いと思いません?



僕、できる限り毎日ここに来ますから」





「いいんですか?」



「はい、夜になっちゃうと思うんですけど…」




「よろしくお願いします！」



うれしそうに笑う相川さん




相川さんが心の底から笑ったのを久々に見た気がした





やっぱり俺の恋心は








引き出しにしまうしかないのかな




実は貴方と出会って



50回目の初めましての日の出来事でした。

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