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8話 ページ9

『…………なんのおつもりで?……局長殿』






私の目の前には政府直属対歴史修正主義者局局長、平門頂兵衛(ひらかどちょうべえ)が刀を抜いた姿で立っていた。




「ほぉ〜〜自分の刀より刀の姿の刀剣男士で応戦するとはな…」


顎に手をつけ感心したようにうなずく局長。
ーーかと思いきや再び刀を振ってくる。



『ちょ、ちょっと局長!危ないんですけど!子供2人いるんですから刀を仕舞ってください』



「子供ぉ?」



『そうです子ど……っていない!?』



いつのまにか童たちは局長の後ろ側にいた。

まるでこうなることを知ってたかのように2人は落ち着いて目の前で繰り広げられるぶつかり合いを見ている。



『な、なななんで!?なんの驚きですかこれ!?こんなの求めてないんですけど!』



どこぞの白い鶴じゃあるまいし!



「ほれほれよそ見すんな!避けてばっかりじゃないか!」



考える暇もなく局長からの攻撃は止まらない。


先ほどの攻撃は髭切を鞘から半分抜いた状態で受け止めたもののそれを続けるわけにはいかない……っていうか髭切は太刀だから私では振るうことができないんですけど!しかもここ室内!




『ぐっ…』




なんとか局長からの攻撃を回避しつつ、廊下からふすまの奥の座敷へと転がり出た。


庭が見える座敷はとても広かった。追いかけっことか余裕そうだなぁ。短刀たちが喜びそう!うちの本丸にもこんな広さの座敷でも建てようかな、でも長谷部に怒られるかな〜。



『………なんて考えてられない!ごめんそこの子、この刀預かってて!』




案内をしてくれた童の1人に半ば押し付けるように髭切を預ける。








そして腰に下げている打刀を抜いた。

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(プロフ) - 江戸城産くむっぷるさん» わああありがとうございます、絶賛心が折れかかっていたので言葉が染みました…!ぜんぜん鬼滅感なくて申し訳ないです、頑張りますね! (2020年1月19日 22時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - (''界''いらなかった…すみませんんんん) (2020年1月19日 17時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - 我こそは世界で最も心やさs((  ああああー!!とうらぶと鬼滅のクロスオーバーだああああ!凄く嬉しいです!更新頑張って下さい!!応援してます! (2020年1月19日 16時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» 続けて失礼します、ご指摘をくださるだけでなく応援の言葉をもくださってとても嬉しいです、歓喜の舞です!本当にありがとうございます、頭爆発させながら頑張りますね!!!!!! (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» えっえっえっまって審神者としてあるまじきな間違いしてんじゃん嘘だろ私審神者辞めようかな!!!全国全世界の審神者の皆様に心よりお詫び申し上げます!!!そしてご指摘本当にありがとうございます!!!細かくて全然いいんです!ありがたいですすみませんでした!! (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月13日 4時

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