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38話 ページ41

『お菓子をたくさん買う女の子?』




その子も審神者だろうか、本丸のみんなにお土産を買っていくのかなと思えば違うらしい。



「その子はなぁ、桜餅を一日で百七十個食べるんだよぉ!」


『ひゃ』

ひゃくななじゅう……?


『……すごいですね』


それしか言えなかった。



「あんたみたいに可愛い女の子でな!今度うちに寄って、もしその子がいたら紹介してやるよ!甘味処に一緒に来てくれる友達がほしいってぼやいてたからよ!」


『ええ、機会があればぜひ』


桜餅を百七十個も食べる女の子とはさぞかしおいしそうに食べることだろうな、どんな子だろうか、私の作る桜餅も気に入ってくれるだろうか。




『(……友達に、なれるかな)』


そう考えているとあいよ、包み終わったぜ!と大きな包みを渡される。


ずっしりとした重みを感じながらも本丸への道を行くのだった。







「おう姉ちゃん久しぶりだな!今日は連れはいないのかい?」


「ええ……誘いたかった女の子はお仕事で……いつ
ものくださいっ!」


「あいよ!桜餅百七十個ぉ!!!」



桜色と草色の髪を持つ女の子はいつもの席に座った。


女の子が鼻歌を歌いながら好物の桜餅が運ばれてくるのを待っていると、桜餅を手にした人当たりのの良い店主が嬉しそうに近づいて来る。


「姉ちゃん姉ちゃん!ついさっき、あんたと同じくらいの女の子が菓子をいっぱい買っていってくれたんだ!大家族かなんか知らねえけどな、桜餅に団子に水羊羹を三十個ずつ包んでやったよ」


「え〜〜〜!お菓子いっぱい!会ってみたかったな〜〜〜!」


お菓子をいっぱい買った女の子。

どんな子かな?とキュンキュンと胸を高鳴らせながら鬼殺隊恋柱ーー甘露寺蜜璃は桜餅を頬張る。


「今日も桜餅おいし〜〜〜!」


「はっはっは!今日来た女の子や、姉ちゃんの笑顔を見るためならいくらでも作れるぜ!」



その女の子がもし店にいたら、紹介してやるからな!と言って店主は去って行った。



「……お菓子が好きなのかな」



食べる手を休めずに空を見上げる。




「(……友達に、なれるかな)」







「あ〜る〜じぃぃぃ!!!」


本丸中に声が響き渡った。


原因はまあ、私なのだけれど。


『なんでしょうか長谷部くん!!』


とりあえず対抗するように私も大きな声で応えた。

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(プロフ) - 江戸城産くむっぷるさん» わああありがとうございます、絶賛心が折れかかっていたので言葉が染みました…!ぜんぜん鬼滅感なくて申し訳ないです、頑張りますね! (2020年1月19日 22時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - (''界''いらなかった…すみませんんんん) (2020年1月19日 17時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - 我こそは世界で最も心やさs((  ああああー!!とうらぶと鬼滅のクロスオーバーだああああ!凄く嬉しいです!更新頑張って下さい!!応援してます! (2020年1月19日 16時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» 続けて失礼します、ご指摘をくださるだけでなく応援の言葉をもくださってとても嬉しいです、歓喜の舞です!本当にありがとうございます、頭爆発させながら頑張りますね!!!!!! (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» えっえっえっまって審神者としてあるまじきな間違いしてんじゃん嘘だろ私審神者辞めようかな!!!全国全世界の審神者の皆様に心よりお詫び申し上げます!!!そしてご指摘本当にありがとうございます!!!細かくて全然いいんです!ありがたいですすみませんでした!! (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月13日 4時

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