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▽ロシナンテの昔話 ページ2
少しだけ昔の話をしよう。
俺は ドンキホーテ・ロシナンテ。
ドンキホーテ・ドフラミンゴの実の弟だ。
兄が父を殺し、俺は兄から逃げた…
俺は兄が怖かった。
兄の中にある明確な “悪” 、それが心から怖かった。
必死で逃げて、逃げて、俺は保護された。
今はセンゴクさんという海軍の方にお世話になっている。
俺の立場やこれまでの経緯を聞いても動じない、センゴクさんは神か仏かと思ったなァ…
(実際は大仏だったようだが)
そんなセンゴクさんは俺を息子のように可愛がってくれた。
奥さんもまた然りだ。
俺を抱きしめ、辛かっただろうと言葉をかけてくれ、温かい料理を振舞ってくれた。
自身も身重で大変な時に、だ。
その優しさは母上に通ずるものを感じた。
俺がセンゴクさんのところでお世話になり始めて三日目の夜だった。
俺に
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作者名：葉崎もあ | 作成日時：2019年1月19日 23時
