▽10男 クラッカーの場合5 ページ34
なるべく頭は傷つけないように、丁寧に撃ったつもり
あとは簡単。
老婆の首を島民に見せつけて女達とコーヒーを献上させた
もちろん、全部は重いから女達の首だけもらって体は返してあげた。
反抗するヤツらは見せしめに殺した。
これがビックマム海賊団だよって教えてあげた。
1泊2日の予定だったけど、早く終わったなぁ…良かった良かった！
明日の朝には
｢これで兄さんの心に決めた女に会えるね！｣
｢いや、まァ、会えるも何もって感じだけどな…｣
｢あははっ！照れてるクラッカー兄さんもまたいいね！！｣
どんな人なの？と兄さんに問う
｢純粋無垢、天真爛漫ってかんじだな…
両親を失い、育ての家族と離れ離れになり、自分の正体を知り、決断を迫られていても常に笑顔でいる…強くて逞しいやつだ｣
｢わぁ〜、すごい波乱万丈人生だねぇ！なんかシンパシー感じちゃう〜！｣
｢というよりお前の事だけどな｣
｢うんうん、なるほどね、オマエの事ね〜…ん？お前？？｣
｢そうだ、お前だよ。A｣
クラッカー兄さんの心に決めた女が……私だと？？？
ぼっと火が出たんじゃないかってくらい顔が熱くなる
クラッカー兄さんのお顔も真っ赤で、しばらくそのまま見つめあっていた
｢わ、私…今まで クラッカー兄さんはスムージー姉さんが好きだって勝手に思ってたから、その、ビックリした…｣
｢はァ？なんでそうなるんだよ？？｣
心底、訳が分からないといった表情のクラッカー兄さん
｢同じスイート三将星だし、す、好きっていっても家族的な意味でだけど…｣
よく一緒にお仕事してるし…とAが続ける
｢バカかお前は…スムージーともよく一緒に仕事はするが、必ずAも一緒だろ？違うか？｣
……確かに、思い返せばスムージー姉さんがいる時 いつも私も一緒だった。
｢そもそも、Aがウチに来てからはAと組む方が多いんだ。お前は乱射癖もあるし、心配だから1人には出来んしな｣
何より、俺がお前と居たかった…
クラッカー兄さんからそんな言葉を聞く日が来るとは、思ってもいなかった
心臓がドクンドクンとうるさい。
このまま死んでしまうんじゃないかってくらい、鼓動が早い。
私にはこの気持ちが何なのかわからないけど…
｢クラッカー兄さんに好きって言ってもらえてすごく嬉しいよ！私も兄さん達みんな好きだから！！ だから……明後日、私が誰を選んでも兄さんは認めてくれる？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉崎もあ(プロフ) - せいなさん» わぁぁぁ嬉しいですありがとうございます！！ 続きもこの後出していくので、お付き合いいただけますと嬉しいです(●´▽`●) (2019年11月4日 20時) (
レス) id: 67ff0abe74 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 更新応援しています！もう素晴らしすぎて興奮状態です！続き待ってます！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 02fe39b432 (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - 十七夜さん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう、更新がんばります(*´∀｀*)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月28日 1時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - この展開は他の作品になかった！！すっげー期待してます！これからも頑張って！！ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！コメントいただけると励みになります！！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね(＊´ｖ｀) (2018年10月27日 23時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葉崎もあ | 作成日時：2018年10月16日 22時
