▽3男 ダイフクの場合2 ページ20
大人しくベンチに座って待つ
｢兄さん遅いなぁ｣
朝食食べ損ねたからお腹は空いたし、寝てないからそろそろ眠さも限界だ……
こっくりこっくりと眠さのあまり首が揺れる
｢ん〜？どうしたのー？眠いのー？｣
｢ぉー、可愛いじゃん、何歳？｣
｢1人で遊園地？ドタキャンされちゃったのかなー？｣
…………誰？
ぼんやりする頭で声のした方を見ると、3人の男の人がいた
いかにも遊んでそうなチャラついた人達。
兄さんの中にはいないタイプだ
｢眠そうなのちょーかわいい〜｣
調子づいたのか、1人が隣に座ってAの肩を抱いて自分に寄せる
｢ん゛〜、離して…｣
目をごしごしと擦りながら拒絶するが、今度は逆サイドにもう1人座ってきたかと思えば、残った1人は正面から壁ドンならぬベンチドン……
3人の男に囲まれてしまい、周囲からはAの姿が確認できなくなる
｢何なの〜…触んないでよー｣
頬を膨らませて怒るも効果なし。
むしろ3人のテンションを上げただけだった
(むー…ママの許可がないと一般人に攻撃出来ないし、この人達 絶対 私がビッグ・マムの娘だって分かってない)
(…………しかもお腹すいてて能力が上手く使えない)
こうなれば残された手段は１つだけ
可愛いねー、デートしよー、名前なんて言うのー？なんて言ってくる男達は無視。
すぅーーっと息を吸い込む
｢ダイフク兄さ｢魔人斬｣…ん｣
兄さんの名前を呼び終わる頃には男達は地面とキスしていた
顔を上げればそこには不機嫌極まりないダイフク兄さんが…
その手にはトレーにのったチュロス・ジュース・ポップコーン・ホットドッグ…
｢悪ｨ、遅くなった…こいつらは処理しておく｣
魔神が現れ、男達にトドメをさそうとする
｢待ってダイフク兄さん！！それご飯！？食べていい？もーお腹ペコペコ！！！！｣
ねえねえ！と足元に引っ付いてくるAを見て、ダイフクから殺意が消えていく
｢ほら、あっちにテーブル席がある。そこで食べるぞ｣
｢やったー！ダイフク兄さん早く食べよー！！｣
ぴょんぴょんとテーブルに向かう妹にボソッと
｢天使かよ…｣
と呟いた声は届かず消えた
テーブルに着くと いただきます もそこそこにチュロスにかぶりつく
Aは口いっぱいにチュロスを詰めながら
あぁ、やっぱりダイフク兄さん大好きだなぁ…と考えていた。
朝ちゃんと起こしてくれるし、変な人から守ってくれるし…
安心感があって、カッコイイかも
運命の日まであと6日……
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葉崎もあ(プロフ) - せいなさん» わぁぁぁ嬉しいですありがとうございます！！ 続きもこの後出していくので、お付き合いいただけますと嬉しいです(●´▽`●) (2019年11月4日 20時) (
レス) id: 67ff0abe74 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 更新応援しています！もう素晴らしすぎて興奮状態です！続き待ってます！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 02fe39b432 (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - 十七夜さん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう、更新がんばります(*´∀｀*)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月28日 1時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - この展開は他の作品になかった！！すっげー期待してます！これからも頑張って！！ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！コメントいただけると励みになります！！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね(＊´ｖ｀) (2018年10月27日 23時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉崎もあ | 作成日時：2018年10月16日 22時
