▽分からぬ時の妹ーティスト ページ13
それから1週間ほど経った日、珍しく 何の予定もないのでお部屋でゴロゴロしていた
あの時のガラスの靴は私のベッドサイドにあるテーブルの上
姉さんがプレゼントとして買ってくれた
なんでも、あの日の乱射による跳弾でベッドに置いていたクマのぬいぐるみが心臓を撃ち抜かれていたらしい
私は気づいてなかったし、気にしてなかったんだけど、ダイフク兄さんの代わりにお詫びとしてプレゼントしてくれた
｢王子様……よく分かんないなぁ…｣
でも考えてみれば私もいずれは結婚しなければならない。
ママが選ぶ“王子様”はきっと本当にどこかの国の王子様か、もしくはそれに近しい立場の人なんだろう……
私の運命の王子様は私が決めるものじゃないしなぁ
モンドール兄さんにシンデレラについて詳しく教えてもらったけど、やっぱりよく分からなかった。
｢…………よし、ここはベスト妹ーティストに聞いてみよ！｣
そう決意して早速フランペちゃんを訪ねた
ｺﾝｺﾝ
｢フランペちゃーん！あーけーてー！｣
｢は〜い♡…ってなーんだAじゃない｣
｢あのね、フランペちゃんに聞きたいことがあるの、教えてもらえる？｣
｢ふんｯ！教えを乞うのに私を訪ねてくるのは良い判断ね！ 仕方ないから教えてあげるわ！！｣
｢わ〜い！流石フランペちゃん！ベスト妹ーティスト〜！！｣
上機嫌で部屋に入れてくれるフランペちゃん
ベスト妹ーティストって言うとお願い聞いてくれるから扱いやすくて大好き！
あと年上だけど ちゃん 付けで呼んでも怒らないとこも！！
…だってフランペちゃん歳上に見えないんだもん♡
フランペちゃんのベッドに2人で腰をかける
｢それで、何が聞きたいの？｣
｢あのね、フランペちゃんは王子様ってどんなイメージ？｣
｢王子様？そんなのカタクリおにー様に決まってるじゃない♡ 強くて、頼りになって、カッコよくて！正に全妹！そして全弟の憧れの王子様♡｣
フランペちゃんの目がハートになってる……
｢カタクリ兄さんか…王子様？…ぅーん……｣
｢何よ？自分から聞いたくせに納得してないの？｣
ぷくーっとフランペちゃんのお口からガムの風船が出てくる
｢王子様っていまいちよく分かんなくて…シンデレラはよく会ったこともない王子様にときめいたり出来たなーって思うなぁ｣
｢…実際その立場になれば分かるわよ｣
｢…？ そうなの？｣
｢そーよ。ま、案外近い内に分かるかもしれないけどねー｣
謎は深まるばかり
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葉崎もあ(プロフ) - せいなさん» わぁぁぁ嬉しいですありがとうございます！！ 続きもこの後出していくので、お付き合いいただけますと嬉しいです(●´▽`●) (2019年11月4日 20時) (
レス) id: 67ff0abe74 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 更新応援しています！もう素晴らしすぎて興奮状態です！続き待ってます！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 02fe39b432 (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - 十七夜さん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう、更新がんばります(*´∀｀*)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月28日 1時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - この展開は他の作品になかった！！すっげー期待してます！これからも頑張って！！ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！コメントいただけると励みになります！！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね(＊´ｖ｀) (2018年10月27日 23時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉崎もあ | 作成日時：2018年10月16日 22時
