▽末っ子はミニガンと舞う ページ8
｢A、肩乗れるか？｣
｢うん！おてて貸してー！｣
クラッカーが鎧のまま手を下げ、そこにAを乗せる
Aが乗ったことを確認すると、手はエレベーターの様に上昇し、肩の位置まで到達した
よっ、と肩にAが飛び移る
｢ここからだと何回くらいかなー？｣
｢あんま揺らしたくないから小刻みに行こう。そしたら海に落ちる心配もねーだろ｣
｢そうだねぇ！じゃあ目安は10回で！｣
｢よし、頼むぞA！しっかり掴まってろよー！！｣
言うやいなや、クラッカーは海へと飛ぶ
重い鎧はそのまま海へ真っ直ぐに落ちていく
海面に鎧の足が着く寸前、足元に白いモコモコが発生する
｢“綿雲”｣
Aの能力によって作られた、雲そっくりの綿である
多少の浮遊能力はあるが、この鎧の重さでは3秒が限界
なのでクラッカーは敵船に向けてまた飛ぶ
そしてまた足元に 綿雲 を作る の繰り返しを10回行う
ドスン！と大きな音を響かせ、敵船に着地
ﾋｲｯと海賊たちは恐れおののく
…数は20ってとこかな？
船長らしき男が｢野郎共！敵は2人だやっちまえ！！｣なんて言ってる
さっきの攻撃はスムージー姉さんと私の2人しかしてないですけど？
敵が2人だと勝てるってジンクスでもあるのかなー？
｢クラッカー兄さん！ちょっと舞ってくるねぇ｣
よっとクラッカー兄さんの肩から飛び降り、敵さんのど真ん中を目指して捻りを加えながら降下する
ゴースト・シープは準備万端
降下しながら回転して撃つ撃つ撃つ…
その姿はさながら ミニガンを手に舞う天使の様に
…ターゲットからしたらきっと死神に見えるかもしれないが……
おっとっと、とよろめきながら着地した時にはターゲットの船長以外は皆倒れていた
｢ち、畜生！！何でちょっとビッグ･マムの言葉に背いたからって殺されなきゃなんねェんだ！！ふざけんな！！！｣
｢ロール…プレッツェル!!｣
叫ぶ船長にクラッカーの技がキマる
血を吐いて倒れる船長の元へAがてくてくと歩く
｢た……だずげて……もう、逆、らわ…ない゛｣
Aに縋るように助けを求めてくる男
クラッカーがイラッとして剣を構えるが、Aはそれを手で制し、足元に冷たい視線を向ける
｢何でママに逆らったの？｣
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葉崎もあ(プロフ) - せいなさん» わぁぁぁ嬉しいですありがとうございます！！ 続きもこの後出していくので、お付き合いいただけますと嬉しいです(●´▽`●) (2019年11月4日 20時) (
レス) id: 67ff0abe74 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 更新応援しています！もう素晴らしすぎて興奮状態です！続き待ってます！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 02fe39b432 (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - 十七夜さん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう、更新がんばります(*´∀｀*)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月28日 1時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - この展開は他の作品になかった！！すっげー期待してます！これからも頑張って！！ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！コメントいただけると励みになります！！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね(＊´ｖ｀) (2018年10月27日 23時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉崎もあ | 作成日時：2018年10月16日 22時
