【鬼滅の刃 】花柱は…

▽炎柱と母娘 ページ10

道中、神無から鬼の話を聞く


鬼は5日ほど前からこの村に現れ、稀血の子どもを探していたらしい
そして今日、たまたま稀血だった神無が襲われたとの事
皐月は神無を連れ、必死に逃げ回っていたらしい



｢お兄さん着いたよ！上がって上がって！｣

神無はパタパタと足音を立てながら家へと入っていく

｢こら神無！走らないの！！…申し訳ございません鬼狩り様。狭いところですが、よろしければお上がりくださいませ｣

｢感謝する！｣

中へ入りしばらくして、皐月が用意した寝所へ煉獄はAを下ろした

｢何かございましたらお声がけ下さいませ。お食事はいかがいたしますか？｣

｢いや、お構いなく！お二方もお疲れだろうし、今日はよく休んでいただきたい！｣

｢かしこまりました…鬼狩り様、花柱様が起きましたら、娘を守っていただき本当にありがとうございますとお伝えください。それではおやすみなさいませ｣

そう言うと皐月は寝所を後にする


煉獄はふぅと息を吐く


花柱 Aはすごい

柱の中で最も幼いが、とても強く、己の運命を背負って生きている


そんなAを煉獄は同じ柱として尊敬し、異性として好いている





｢だからこそ、この呪いは厄介だな…A｣



煉獄は自分の背中にぎゅっと抱きついてきたAに顔を向けずに言う








｢はｧ…杏寿郎さｧん……抱いてください…｣

そこには杏寿郎に縋るように懇願するAの姿があった


これが呪いのもう一つの面である

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