【鬼滅の刃 】花柱は…

▽竈門兄妹と子供達 ページ24

｢さぁ、ここが大広間です…

おっといけない、お茶を用意するのを忘れていました…
先に入っていただいても？｣


｢あ、俺お手伝いします！｣

竈門炭治郎くんは元気に名乗りを上げてくれた


｢ふふ、お客様にお手伝いをさせてしまったら八重本家の名が廃ってしまいます…

ゆっくりしていてください｣

そう言い残して台所へ歩みを進める。
廊下の角を曲がったところで立ち止まり、竈門兄妹の方へ耳をすます…


｢禰豆子、お言葉に甘えて入らせてもらおうか｣

そう言って襖を開ける音と同時に
わーっと大きな声が響く。


それを確認してから踵を返して大広間へ戻った。


｢ふふ、驚いてくれましたか？
ようこそ我が家へ…そして紹介しましょうか…


我が家の可愛い子供たちです｣


私の視線の先には
6人ほどの子供達に囲まれて身動きの取れない竈門炭治郎くんがいた。

ふふ、驚いてる驚いてる…
禰豆子さんはきょとんとしていて可愛らしい


｢お兄ちゃんいらっしゃい！｣

｢わぁ、お姉さんすごく美人さん！きれい〜｣

｢お兄ちゃんも“きさつたい”の人なの〜？｣

｢A様に手ェ出したら許さねーからな！！｣

｢もしかして、A様のカレシ…とか？｣

｢A様ぁ〜お腹すいたよぉ〜｣



｢ハイハイ、みんな落ち着いて。

お部屋に入ってお茶にしましょう、お菓子も用意してありますよ｣


子供達は わ〜い と言って大広間へ戻っていく。


｢あ、あの子供達はいったい…｣

｢それに関してはお茶でも飲みながらお話しましょうか、今度こそ大広間へどうぞ｣

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