俺たちの約束 ページ46
アサヒside
結局ジュンギュヒョンの言葉にみんな納得したんかどうなんか？
とにかくハルトもまっしーも俺も、誰も…
「本気でAが好きだ」と公言せんかった。
でもハルトのマジな本気が見えたのは確かやった。
前にハルトが「欲しいもんがあるから大人になろうと努めてる」なんて言うてたけど…
ホンマにちょっと大人になってて。
その欲しいもんがAやってことは、あの日あの場におった俺とまっしーには分かっとった。
人の愛情の重さなんか測れへんけど、迷うことなく公言しようとしたハルトに…ちょっと焦って思わず止めた。
Aの心はどこ向いとるんやろ。
俺は…どうしたいんやろ…。
je「サヒ、部屋戻ってたの？」
as「うん。Aはどお？」
je「大丈夫そう、もう起きてるよ！
ションボリして謝るジョンウを慰めてたw」
as「そうか……」
je「サヒや、どうしたの？」
as「なあ、ジェヒョク…
お前も本気なんだよね？」
je「え？何に？」
as「Aに」
ええ加減…聞いてもええかな…。
je「どうして…そう思うの？」
as「俺にくらい……言ってくれてもいいだろ。
いつになったら話してくれんの？」
je「アサヒ……」
自分からは話しにくいなら、俺から聞く。
as「ジェヒョガ…昔Aと付き合ってたよな？」
je「……………
付き合って……ない。」
as「えっ？でも…あの日……」
je「あの日……
知ってるの？…」
as「…うん。知ってる」
je「…Aに聞いた？」
as「なわけ無いだろ。
あの日…部屋の前まで来たから……
聞こえた」
je「ごめん…」
as「何だそれ。謝んな」
ごめんて…
何やそれ
謝っちゃ…だめだろ…
je「でも…しちゃいけなかったと思ってるから。
そう思ったから…あの時Aにも謝ったんだ。」
as「間違いだったってこと？」
je「………好きだったけど…。何ていうか…
きっかけを間違えたと思ったんだよ。
あの時俺はいっぱいいっぱいで…色んな事冷静に考えられていなかった思う。」
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作者名：tumetume | 作成日時：2022年6月11日 11時
