アイドルになる ページ2
オッパは私の言葉を優しい顔で待ってくれている。
A「見られていることがプレッシャーだったり、縛られてるように感じたりしませんか？」
私は自分の考えが浅いとは常々思っているけれど…
以前アサヒが言った言葉…
『俺らって自分らが思うてるよりは…一般人やないのかも。少なくともトゥメにとっては…』
これが、私はもう自由ではないと言われたような気がして少し引っかかっていたのだ。
ew「もちろん初めはそう思うこともあったよ。
でも、アイドルになるって覚悟してデビューしたし、そのためにたくさん努力もしたから。
だからそういうものに負けないことが覚悟だと思うようにしたかな。
常に誰かに見られてるかもっていう現実は、僕を律する材料に変えたんだよ。」
オッパは、優しい声ででも少しだけ厳しい顔でそう言った。
A「自分を律する…」
ew「そう。それが、僕をアイドルASTROのチャウヌとして動かすエネルギー！
そう考えたら…みんなが見てくれる目は僕を凄く助けてくれるものになったよ。」
……凄い…
ただただ凄いって…それしか言葉が見つからない。
A「オッパは…凄い人です」
ew「全然すごくないけど…
応援してくれるペンて有り難くて愛しくて…すごく可愛い存在でしょ？
Aにもこれから、それを今よりももっと…
何ていうか…ぐわーっっと実感する瞬間が何度も何度も訪れるよ！
そしたら僕の言った意味が分かると思う♪」
そっか…そんな瞬間がこれからたくさん来るんだ。
いつだってトゥメは大切だけど…もっと愛しくなる瞬間が…そっか…
その人達が私のエネルギーになってくれるように…その人達のために私はアイドルのAとして存在するんだ…
ew「デビューしたら、お祝いさせてね！」
A「はい！ありがとうございます//
オッパ、お話できて嬉しかったです♪
私頑張ります！」
ドンミンオッパへの憧れは本物だし、会うたびに好きになるし…好きな気持ちはすぐには消せない。
でも、デビュー前にアイドルの先輩後輩としてお話が出来て良かった！
なんか…少しわかった気がするから。
エドゥラー、最近のAはバカヤローだったよね。
心入れ替えてもっともっと頑張るね！
私はアイドルになるんだ。
だからオッパ…これ以上オッパを好きにならないように…しなきゃ……ね。
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作者名：tumetume | 作成日時：2022年6月11日 11時
