仮にもアイドル… ページ16
それから撮影の時にユジュンと二人で話していた、気になっている映画を見ることに…
チケットを買って座席に座る。
端からユジュン、私、アサヒ。
A「ユジュナこの前恋愛ドラマ出てたでしょ？」
yj「うん、5話と6話のゲスト出演だけどね。」
A「見たよ！素敵だった♡」
yj「え〜？ほんとに？振られちゃう役なのに？」
A「だって超一途でさぁ〜♡
あんなふうに思ってくれたら絶対私ならユジュナ選ぶのになぁ〜。あの主人公は見る目無いよ！」
yj「えへへ//」
as『いや、ドラマやん』
yj「………？？」
A『…………』
A「ユジュナもこの映画気になるって言ってたよね！」
yj「うん、実は次も恋愛ドラマ、今度はレギュラーで入ってるんだ♪」
A「わあ！凄いね♡じゃあしっかり見て勉強しなきゃね♪」
yj「うん、僕たちのだってまだ続くよ！好評みたいだから話数伸びるかもね♡
Aもしっかり勉強しといてね♪」
A「///……へへへ。そうだね」
as『お前のはバラエティ、恋のお勉強なんかいらん』
A『ねえ、アサヒうるさい！ごちゃごちゃ言わないでよ…』
as『…………手…離さんで…』
そう言って恋人繋ぎに握り直すアサヒ。
ほんとに今日は甘えん坊だね！
映画が始まり観入る私とユジュン。
「今のくだり面白いね！」とか「今のセリフキュンとした？」「したした♡」なんて…たまに小声でコソコソ話しながら観ていた。
yj「面白かったね！ご飯でも食べに行こうか？」
A「わぁ！ちょうどお腹ペコペ…」
as「すみません！この後二人で用があって…
食事は又の機会に…」
A『は？なんで？ご飯は？』
as『だめ。もう行くよ』
A『アサヒ意地悪！ヤキモチ焼いたの？』
as『…さっき…トゥメがいた。もう帰るぞ…』
え！あ…
……うん。
A「ユジュナ、今日は誘ってくれてありがとう！すごく楽しかった！また遊ぼうね♪撮影もまたよろしく♪」
yj「うん、次はお忍びで逢おうね♡」
A「え？//」
as「……………失礼します。」
yj「さようなら」
ユジュンと別れ帰路につく…アサヒは私の手を引き歩く。
A『アサヒ！帰り道こっちじゃないよ〜』
as『絵の具買うから…』
あ、そっか。
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作者名：tumetume | 作成日時：2022年5月1日 16時
