事実はドラマよりも奇なり ページ7
その後も順調に撮影が進み休憩時間になった。
私は先程つねられた所が赤くなってきたので絆創膏を貼り、TREASUREとしっかり絡みのある子たちのヘアメイクを直して回る。
A「そのまま自由に休憩しててください。勝手に少しいじらせて貰っちゃいます♪」
そう言って男の子のヘアセットを直したり、女の子のメイクを直す。
あれ?あれからチェヨンはどこに行ったのかな?見当たらず辺りをぐるりと見回すがやっぱり居ないみたい。
一仕事終えて廊下に出るとジェヒョクの声が聞こえる
je「ジョンファン、ケンチャナ?行こう!」
見るとジョンファンが下を向いて立っていてその前にチェヨン…その横からジェヒョクがジョンファンの肩を抱いて連れて行く所だった。
どうしたんだろう?
jk「A〜居た〜♡遊ぼう〜」
A「ジュンギュや♪お疲れ様、休憩で暇なの?」
jk「Aが一緒にいる仕事な筈なのに、A全然居ないんだも〜ん!」
A「ごめんごめん(笑)そこそこ忙しいのw」
そんな話をしながら楽屋に向かって歩く。
jw「ヌナ〜♡待ってた♡」
そう言ってへばりつくから「アンデ!」
今日はYGのスタッフさんだけじゃないよ。
こんなに沢山の人がいるでしょう?だからダメ!
ジョンウはヤベェって顔をして舌を出して離れていくと、廊下側のドアを全部閉めて、そこに付いている小さな窓にも細工をし始めた。
衣装の一部で腕に巻いていたバンダナを養生テープで止めて暗幕代わりにしたようだ。
jw「これで外からは見えない♡」
ジョンウがそう言った途端にジョンファンが抱きついてきた。
sj「ヌナ〜(泣)会いたかった〜」
hs「急に…ジョンファンどうしたんだ?」
je「さっきちょっと…」
さっき…廊下でチェヨンと何かあったの?
je「あの子、ヌナ知ってる子?」
ms「さっきの子?」
je「ジョンファン、女の子とあんまり喋んないから不慣れっていうか…苦手っていうか…」
そうだったんだ…
いつも後ろにくっ付いて、ギュウギュウ抱きついているけど…
姉のような私と他の女の子では違うのかしら…。
je「何かやたらと話しかけてきて…ジョンファンが泣きそうになってるのも気がついてないみたいだから助け出してきたの」
yd「僕あの子キライ」
イェダミがそんなこと言うなんて…赤い顔してたみたいだけど…
yd「ヌナにひどいことしたから…」
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作者名:tumetume | 作成日時:2022年2月12日 23時