事実はドラマよりも奇なり ページ4
あれからも続々と並ぶ生徒さんたちにメイクを施し、サイズの合う制服を渡して着替えて貰い撮影の準備は進む。
そして思うこと…色んな人がいるなあ。
仕事場だけど本当の学校みたいに、明るい子控えめな子、やんちゃな子にお調子者に素直な子…
「ヌナ、これも何かの縁だよ!ID交換しようよ♡」
「俺も〜♡」
IDって縁だけで交換するんだっけ?と思いながらもこんな社交辞令を言える子もいるんだ…と変に感心する。
yd「ヌナそっちの仕事終わった?」
A「イェダミ♪撮影は順調?」
「きゃー♡イェダミだ〜」
「はぁ〜♡格好いい〜」
A「イェダミ人気者だね♡」
yd「人のこと言えないでしょ?ヌナこっち来てなよ」
仕事終わったでしょ?なんて言いながら私の手を引くイェダミ。
まあ、ようやく終わったところだけど…TREASUREの楽屋に着くと
ms「あれ〜?Aやっと来たね」
yd「ヒョン、何悠長なこと言ってるんですか?男子にナンパされてましたよ」
ms「また?うちのAちゃん可愛いから心配…。イェダミに助けてもらったの?」
そう言って私の鼻をつまむマシホさん。
分かる…
ぎゅってできないから、その代わりだ♡
A「デダミばにんぎぼのだよ!」
ms「ハハハ(笑)なんて?」
マシホさんが手を離したので続ける
A『私はこれもご縁だからっていう社交辞令です。
でもイェダミはホントの本物!女子生徒さんがきゃーきゃー♡言ってます!』
ms『そう思うてるなら、社交辞令は真面目に受けちゃあかんよ、分かった?
番号とか教えたらダメ』
A『ふふふ…心配性ですね、教えたりしませんよ♪』
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作者名:tumetume | 作成日時:2022年2月12日 23時