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優しさと格好良さでできている ページ22

担当の曜日以外はもちろん、自分たちで全部やっているのだろうし、私がいるときくらいやらなくてもいいよね…って思うのも理解できる。

私はただの家政婦で、彼らの保護者でも躾役でもないから、それについて何か言うつもりは無いんだけど…
やらなくていいならやらない。
誰かがやってくれるならやらない…
それを怠惰ととるか、効率化ととるか…


って…そんな大層なこと語るつもりでは無いんだけれど(笑)


もちろんいつもってわけじゃないし、全くそうじゃない人もいる。

例を上げるならこの人。ハルトくん!

私がこんなことを考えながら、残ったおかずにラップをかけたりしている横で、お茶のペットボトルを冷蔵庫にしまったり、ラップをかけた残りおかずを私の手から冷蔵庫へとしまってくれている。


何も言わなくても、気がついたら動いてくれる人。


この違いは性格の違い?何だろう?


ハルトくんて、はしゃぐと大声出すし、キャーキャー高い声も出してうるさいし、日本語だとかなりの確率で口が悪い……

でも普段は割と静かで控えめで、周りを見てる人で、実はよく笑うし、誰かのために気が付いてすぐに動いてあげられる。
そんな年齢より少し大人で優しい人だ。


いつもそんなハルトくんに助けられている。




hr「あれ?ジュンギュヒョン、どこ行ってたの?」

jk「え?トイレだよ。何で?」



hr「ヒョンの食器、オ・レ・が!下げてあげた♡」

jk「ん…?ありがとう…?」


hr「すげー重かった!」

jk「えー?そんなに重いわけないでしょ?(笑)」



hr「いや、めっちゃ重かった!

Aには持たせられないくらい重かったから、次からヒョンが下げてね!」

jk「はいはい(笑)ゴメンね、コマウォヨ〜♪
ルトや〜〜〜♡」


hr「ギャ〜ヤメて!くっつかないで!」


……優しい人だ。

私が言うのは…親しいとはいえ、彼らは職場の家主さんだから気が引ける。

でも実は伝えたかったことを、冗談みたいに伝えてくれた。

ちゃんとしたトーンで
「自分で使ったものは自分で下げて」
なんて伝えてしまうのはトゲがある気がする。
今まであれ?って思っても、まあ、いっか…って思っちゃってたけれど。


ハルトくんがこんな風に伝えてくれたから、ジュンギュも変に嫌な思いしなかったと思うし、私も心がすっと落ち着いて…

なんだか、助かったんだよね。

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設定タグ:TREASURE , マシホ , トレジャー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:tumetume | 作成日時:2022年2月12日 23時

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