事実はドラマよりも奇なり ☆ごめんなさい ページ14
jh「ここで少し待ってて。」
ch「はい…」
TREASUREだけの撮影があと少しだけ残っていて、控室で談笑しながら始まるのを待っているところだ。
その間もマシホさんがとても悲しそうで…
メンバーと私しか居ない、閉ざされた控室の中でマシホさんは私をずっと腕の中に置いていた。
みんなの前なのにメンバーの目を憚らず、時折頭や肩、それからアザを隠す絆創膏の上から癒やすようにキスを落とす。
マシホさんの悲しそうな顔を見ているから、メンバーもそんな彼の行動に何も言わず、何も見ていないように振る舞っていた。
コンコンコン!
ノックの音にそっとマシホさんから体を離す。
ノック音から少しして開かれた扉から入ってきたのはジフニオッパとジュンギュ…。
ジュンギュは後ろ手に扉を閉めると、そのままそこに立っていた。
yd「ヒョン、どうしたの?こっちに来ないの?」
jk「うん、ここにいる。急に開けられたりしないように…」
どういうことだろう?
jh「……あの子が部屋の前にいるから。」
jw「え!何なの?あいつ!まだなにかする気?」
ジフニオッパの言葉を受けてマシホさんは、また私をぎゅっと抱き寄せた。
jh「…Aちゃん、あの子が謝りたいって…
来てるんだけど…どうする?」
A「あ…えっと…」
jh「勝手なことしてごめんだけど、さっきあの子にちょっと言いたいこと言っちゃったんだよね。
そしたら泣きながら…謝りたいって。」
dy「ヒョン…泣かしたの?」
jh「え?!な、泣かしたのは俺じゃないよ!……たぶん?
たぶん…あいつ…」
そう言ってドアの前のジュンギュを指差すオッパ。
je「ジュンギュヒョンが?…テバ…」
jh「話…できそう?」
A「…はい、大丈夫です」
jh「じゃあ、こっち来て…」
そう言って私の手を取るオッパ。ついて行こうとマシホさんから離れて足を踏み出す…
でもマシホさんは、私を離さずに言った。
ms「ここに呼んで。Aが行くんじゃなくて、その子をここに呼んで。」
hr「マジ、それ。俺たちが見てる前で、きちんとAに謝って欲しい」
マシホさんとハルトくんの言葉にみんなが賛同して
jh「ジュンギュ、あの子に入ってくるように伝えて」
頷いたジュンギュがドアを開けて声をかけると、チェヨンが控室の中に入ってきた。
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作者名:tumetume | 作成日時:2022年2月12日 23時