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私だけの特権 ページ3
ある時ヒョンソギオッパが言った。
hs「Aは男じゃないんだよ。男にはなれないよ。」
A「そんなの分かってますよ！だから置いて行かれないように頑張るって決めたんです！」
だから必死で…何が何でも遅れを取らないように付いて行くって頑張ってるんだ！
ボロボロで泣きながらそう訴える私をオッパは抱きしめて言った。
hs「どうして男になろうとするの？」
hs「こんなに可愛い女の子なのに…それがAでしょ？TREASUREは男13人のグループじゃないよ。」
そう言われてもどういうことだからよく分かっていなかった…。
それが表情に出ていたのかも知れない。
hs「そんな怖い顔しないのw
Aはせっかく女性なんだから、ダンスだって歌だって、Aにしか出来ない表現があるんだよ。それって俺達からしたら物凄い羨ましいことだよ。」
A「私にしか出来ない表現…」
hs「そうだよ。それはAだけに与えられた特権だよ」
私だけの…特権…
hs「そう！だからこそ、それをこのグループの強みにして欲しいんだよ。
みんなと足並み揃える事はもう充分出来てるから！
Aの女性としての魅せ方をこれからは一緒に探していこうよ。ね？」
そう言われて…
身体から何かがボロッて落ちたみたいに。急にフッ…て自分が軽くなった…
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作者名：tumetume | 作成日時：2022年2月12日 22時
